黒き放課後
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―ガタンッ―
『うぐっ!!』
机に向かって投げられた…
体中が痛い。
「ナマエって、抵抗とかしねぇの?」
つまらなさそうな山本武。
抵抗する暇をくれないのはどっちさ。
「生きてっか~?」
近付いて、頬をペチペチ叩かれた。
これ以上、攻撃されたくない。
早く帰って、治療したい。
でも流石にさっきみたいに鉄パイプは無くて、椅子と机だけ。
「あ。俺今日、バット持って来てるんだよ。」
ニカッと笑いながらその場を立って、自分の席へ向かった山本武。
今だ…
―ガンッ―
「ヴッ!!」
あたしは適当な椅子を手にして、山本武の腰あたりに向かって椅子を投げつけた。
―ガタガタンッ―
派手な音をたてて倒れる山本武。
『ふぅ…バットばかり夢中になってるから、隙を突かれるんだよ野球馬鹿』
捨て台詞を言って、あたしは鞄を持って走った。
腰を痛めた山本武も、今なら走れないと思う。
あたしはとにかく走った。
「ハハッ…ナマエってマジでおもしれぇ…
潰しがいがありそうだ。」
『ハァハァッ…ったく、最近の日本はどうなってるのさ。』
何とかマンションの前まで走って来れた。
『イテテ…;;帰りはジロジロ見られるし…』
ドアに手をかけようとしたらビニールの袋がかかっていた。
『……何これ。』