ハッピーエンドを皆に
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数日後
あたしは荷物をまとめて、マンションを出た。
空港に着くと、初めて日本に来た時の事を思い出すな。
「ナマエちゃん。」
『10代目…』
目の前には、10代目とリボーンと獄寺隼人と山本武…そして、笹川京子と笹川了平がいた。
「ナマエ。向こうの修行で、くたばんじゃねぇぞ。」
『…うん。リボーンの写真も持ったから、大丈夫だよ。』
「…また、屋上で話そうぜ。」
『次は休み時間の時にしましょう、獄寺隼人。』
「刀の使い方、帰って来たら教えてくれな。」
『その時には山本武も強くなっていますよ、きっと。』
「ナマエちゃん…」
呼ばれた方を見ると、笹川京子があたしの事を見ていた。
「あの…私…」
『あたしは、任務を失敗してしまいました。』
「え…」
『それでも、あたしは…何人か、10代目にふさわしい部下を見つけた。』
「……」
『雲雀恭弥は…本当に、強い。きっとリボーンも目つけているんでしょ?』
「あぁ。」
『笹川了平と笹川京子は…本当に兄妹ですね。』
「む?」
「…どういう意味?」
『大切な人を守る為に、自分を汚す所がそっくりです。』
「…そうなのか?」
「…どうして、ナマエちゃん。」
『はい?』
「私、あんなに最低な事をしたんだよ!?恨むでしょ!?」
「京子ちゃん…?」
10代目は、キョトン…とした顔をしている。
『それでも笹川京子…どうか、その想いを忘れないで。10代目達を守ってください。』
「…っ、うん…っナマエ、ちゃん…あり、がとう…」
『では皆さん…また会いましょう。』
「…うん。ナマエちゃん、またね。」
皆に手を振り、あたしは歩いた。