ハッピーエンドを皆に
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「そんな…せっかく終わったのに?」
10代目が、ゆっくりあたしに近づいてきた。
『…はい。失敗、ですから。』
「だって、これからじゃないか!!」
『……』
「これから、皆と仲直りして…騒いでさ…学校だって、これから楽しくなるんだ!!」
『…10代目。あたしは、10代目がボンゴレのボスで良かった。』
「……」
『沢山、間違いはあったかもしれない。でもあたしは、この任務をやった事を誇りに思います。』
「だったら…さぁ…」
『…あたしも、皆と笑いたい。』
「ナマエちゃん…」
『でもそれは、あたしが強くなって帰って来てからのお楽しみにしています。』
「っ!!」
だから…
だから、どうか…
『その日までっ…あたしの事を、忘れないでください…っ』
あ、あたし泣いてる。
でも、これは辛いからじゃない。
幸せだからだ。
「ナマエちゃん…うん、忘れるわけ…ないだろっ。」
「絶対帰って来いよ。」
「帰って来たら、野球やろうぜ。」
10代目も、獄寺隼人も、山本武も、笑顔で言ってくれた。
『リボーン。』
「なんだ。」
『あたし、まだリボーンの事を愛していても良い?』
「…んなの、俺が許可しなくてもやめられねぇだろ。」
『うん。リボーン、愛してる。』
「…まだまだ成長が足りねぇな。」
10代目達と出会えて良かった。
今、笑っていられるのも…皆のお陰。
あたしはイタリアで修行して、帰って来たら…
貴方達を、守りたい。