ハッピーエンドを皆に
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―バンッ―
屋上の扉が、勢い良く開いた。
「ハァッ、ハァッ…ナマエ、ちゃん…」
『沢田綱吉…』
走って来たのか、10代目は息切れをしていた。
「……」
「な、んで…なんで、武器を向けあってんだよ!!」
何で…?
そんなの、あたしだってわからない。
「もう、こんな任務やめてよ、ナマエちゃん!!」
『え…』
何で、任務の事を…?
リボーンは10代目達に任務の事を話していない筈。
―バンッ―
再び屋上の扉が開いた。
『獄寺隼人に…山本武…』
「ナマエ、お前の鞄から…紙を見付けたぜ。」
獄寺隼人が手に持っていた紙を見て、あたしはやっと理解ができた。
任務依頼の紙を、読んだんだ。
でも…
『そんなこと…どうでも良いです。あたしは、リボーンさえ殺れれば。』
「……」
10代目達が来ても、あたしとリボーンは武器を向けあっていた。
「っ、リボーン!!お前、本当はナマエちゃんを撃つ気ないんだろ!?」
「……」
リボーンは、何も反応しない。
いつも、都合が悪いと黙るのはリボーンの悪い癖だ。
次こそは…リボーンを…
「だいたい、その銃に弾なんか入ってないだろ!!」
『え…』
「…チッ」
そんな、まさか…
あたしは、リボーンに近づいて銃に触れた。
『…どういう事、リボーン。』
「……」
リボーンの銃には、本当に弾が入っていなかった。
『まさか、殺されるつもりで来たの!?』
「……」
『ねぇ、答えてよ!!』
「愛している女に…弾を撃てる奴がいるわけねぇだろ。」