戦いの幕開け
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――――――…
教室に戻ると辺りはシンッとした。
そりゃあ転校生がいきなり傷だらけで入って来たらビックリするよねー。
「ナマエ、どうした?その傷。」
『……』
いい加減、声かけるのやめてくんないかなー。
「野球馬鹿!!んな奴、放っておけよ!!」
そーそー。
獄寺隼人君の言う通りですよ。
「いや、でもよぉ…まだ学校の事知らねぇのに殴られたりしたら、学校が嫌になるじゃねぇか。」
笑顔でフォローした。
普通に出会ってたら良い友達になれたのに。
『くだらない。ただ、トンファー持った風紀委員とやりあっただけだし。』
「!!」
その場に居た皆がこっちを見た。
「それ…マジかよ。」
あ。
獄寺隼人君が普通に話かけてきた。
『嘘言ってどうすんのさ。危なかったから鉄パイプで頭殴って逃げたけど。』
「!?!?;;」
更に皆があたしを凝視してきた。
「アイツ、明日死ぬね。」
「あーあ。風紀委員の頭に鉄パイプね…」
「今生きてる事が不思議だよ。」
風紀委員って…
あぁ。
秩序って本当だったんだ。
「傷、大丈夫か?」
『平気だから。痛かったら自分でなんとかするし。』
また再び殺気が溢れた。
「あんな奴、風紀委員に目つけられても仕方ないよ。」
「病院送りにされちゃえば良かったのにね。」
転校初日。
さっそく嫌われました。
続く