バッドエンドを貴方に
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「ツナ君。」
「…京子ちゃん。」
「沢田、ナマエの通夜も…やったんだな。」
「お兄さん…だって、ナマエちゃんとリボーンは…一緒だから。」
「うっ…ごめっ…なさい…私っ」
「っ、京子ちゃん」
「京子、お前が悪いわけじゃあない!!」
「だって…私っ…本当は…」
「……」
「……」
「本当は、友達になりたかったのに!!」
「京子…」
「……」
あぁ、あの頃の殺気も
ナマエちゃんに対する憎しみも
全て、任務によってナマエちゃんが作り出した物だって思うと
俺達は悲しんで良いのか、わからなくなる。
ただ…
ただ、俺達が願うのは…
「ナマエちゃん…リボーンと、どうか幸せに…っ」
そして、さようなら。
「クフフ…お通夜に行かなくて良いんですか?恭弥。」
「あんな群れてる所、行くつもりないよ。…それより、無断で学校入るなって何度も言ってるよね。」
雲雀は本を閉じて、応接室に入って来た骸を睨んだ。
「彼女…これで良かったんですかね。」
「……」
「クフフ…本当なら、僕がナマエの最後の相手だったのに。」
「…君じゃ無理だよ。」
「おや。そうですか?」
「屋上から落ちる時…ナマエ、笑顔だったからね。」
「……」
「僕の声なんか、聴こえていなかった。」
「…何て言ったんですか?」
「……」
「……」
「……」
「きょーちゃん?」
「ウザイ。君には関係ないよ。」
「何ですか、つれないですね!!」
「……」
言える訳がない。
言ったらそのムカつく面を歪ませながら大笑いするに決まっている。
“僕に、そんな愛し方はできない。”
「…もう一発咬み殺しておけば良かった。」
「僕も、もう一発ヤっておけ…ブギュッ!!」
「死ね。」
どうか、この先は幸せで――…
END