バッドエンドを貴方に
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―チーン―
「10代目、お待たせしました。」
「…うん。大丈夫。」
ナマエちゃんとリボーンのお通夜が、俺の家で行われた。
ナマエちゃんの頭は、殆ど原型がなかったから…顔は見れない。
「ツナ、大丈夫か?顔色があまり良くねぇけど…」
「山本…」
お通夜で使われた写真は、ナマエちゃんの財布に入っていた…リボーンと写っているものだった。
「俺、さ…見たんだ。」
「……」
「……」
山本と獄寺君は、俺の言葉に耳を傾けてくれた。
「ナマエちゃんが落ちてる時…目が、合った気がしたんだ。」
「10代目…」
「……」
「ナマエちゃんっ…この写真みたいに笑っててさぁ…っ」
何で、死ぬっていうのに笑っているのか
今まで、耐えて生きてきたじゃないか…っ
「何でナマエちゃんが死ぬ必要があったんだよ!!」
「10代目…っ」
「ツナ…」
「だって…任務だったんだろ!!」
ナマエちゃんの鞄からは、イタリア語で書かれた一枚の紙が出てきた。
それを獄寺君が訳して、要約理解ができた。
「任務が…終わったら…俺達、仲間になれたんじゃ…」
「……」
「ツナ…それは、ナマエも思ってたんじゃねぇか?」
山本を見ると、山本はナマエちゃんとリボーンの写真をじっと見つめていた。
「くだらねぇ事で笑ったり…困った事があったら助け合ったり、悩んだり。
同じ事を…ナマエも望んでいたのかもな。」
あ…
そっか。
ツラいのは俺だけじゃない。
山本と獄寺君だってツラいんだ。
「馬鹿だよ…ナマエちゃん。」
「10代目…」
「誰も、君を嫌っている奴なんか初めからいなかったのに!!!」
俺達の出会いが、こんな形じゃなかったなら
俺達は今、笑っていたのかな…