決心
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何処からこうなっちゃったんだろう
何でこんな任務引き受けたんだろう
あたしは何処から、リボーンを憎んでたんだろう
『……』
―シャッ、シャッ―
『……』
―シャッ、シャッ―
屋上でクナイの刃を磨ぎながら、あたしは今までの事を思い出していた。
思えば、10代目と戦った時にリボーンが死ぬ気弾を撃った時から引っかかってたんだ。
いくらあたしでも、死ぬ気弾を使った10代目に勝てるわけがない。
手紙だって…くれなくなった。
『うぅっ…』
それでも、信じたかった。
リボーンに愛されてるって…
―シャッ、シャッ―
『…綺麗。』
クナイを磨ぐ度に、頭の中には沢山の出来事が甦る。
『……』
あたし、そんなに弱かったのかな…
そんなに、リボーンの期待を裏切ってたのかな…
『だから…捨てるの?』
あたしは頑張ったのに?
リボーンの言うことに応えようと堪えてたのに?
あたしは、一人で意気がってたの?
―ギィッ―
『…?』
屋上に、誰かが入ってきた音が聴こえた。
『…誰?』
あたしは、“リボーンが来るかもしれない”という、無駄な期待を少し持っていたのかもしれない。
扉に、少しずつ近づいてみた。
―バンッ―
『うぐっ!!』