後悔
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心臓の音が、うるさい。
この心臓の音も、そろそろ止まるんじゃないか…そんな事ばかり考えてしまう。
―シュボッ―
「フ――…」
『…た、煙草は…不味いんじゃないですか。』
此処、学校だし
「まぁ、普段の喧嘩なら使わねぇけどな。でも今は違ぇ…ナマエをブッ殺す。」
―ドクンッ―
『さ…沢田綱吉を先に、保健室に連れて行った方が良いんじゃ…』
「安心しろ。一瞬で終らせてやる」
『っ!!』
獄寺隼人は数本のダイナマイトに火をつけると、あたしに向かって投げた。
「果てろ。」
『っ、』
―ドカァンッ―
『あぁっ!!』
なるべく、遠くに避けたのにこの威力…
やっぱり、獄寺隼人は危険だ。
「逃げんな。」
―ビュンッ―
次のダイナマイトが投げられた。
それにしても…あれだけの数を何処に隠しているんだろ。
―ドカァンッ―
『あっ!!』
―ガンッ―
『ゔっ!!』
爆風の勢いで、壁にぶつかってしまった…
ヤバい、意識が飛びそう。
―ザッ―
「…あと一発で終わりだな。」
少しずつ、あたしに近づいてくる獄寺隼人。
『ハァッ、ハー…』
煙を少し吸ったみたいだ…息が苦しい。
「…んでだよ」
『え?』
「何でこんな事になる前に、俺に頼らなかったんだ!!!」
『ハッ、ゼェ、ゼェ…』
悲しそうな瞳を向ける獄寺隼人の顔には、人の目をしていて
マフィアの目ではなかった。