憎しみ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ハッ、ハッ…』
並盛中まで、距離がある。
もしかしたら、間に合わないかもしれない…
『っ、ダメ…間に合わせる!!』
あたし、頑張るから
だから、捨てないで…
あたしの事を、嫌いにならないでっ!!
―――――…
『ハァッ、ハッ…』
やっと、学校前についた。
校舎の雰囲気は特に変わりない。
『沢田綱吉、何処ですか!!』
叫んでみても、返事はない。
『教室に…いるかな。』
あたしは再び、走った。
―ガラッ―
『ハァッ、ハッ…』
教室に入ると、午後の授業中で、皆がこっちを見た。
「ナマエ…お前、どうしたんだよ。」
獄寺隼人…
『沢田綱吉は?』
「は?」
教室には、いない。
という事は…まさか、もう六道骸に…
「ツナなら、保健室に行くって言ってたぜ。」
『…保健室?』
「あぁ、そうだったな。」
『そうだったなって…何してるんですか!!』
「っ!!」
『お供もしないで…平和ボケしすぎですよ!!』
「…は?」
わけがわからないみたいな顔…
『もう…良いです。授業でもしててください。』
「オイ、ナマエ!!」
あたしは、獄寺隼人の声を無視して教室を出た。
どこに居るの?
誰にも見られないように戦うなら、何処を選ぶ?
体育館裏…は、授業中の生徒が来たら駄目だ。
『…屋上?』
あたしは、屋上へ向かった。