壊れた世界
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「ここがオレっちの家だもんね!!」
『……』
そこは、普通の一軒家だった。
―ピンポーン―
ランボ君だとインターホンに手が届かないから、あたしが押した。
「はい?」
出たのは、女性。
『あの…えっと…』
何て言って良いかわからない…
「オレっちだよ!!」
「あ、ランボ君。おかえりなさい。待っててね、今開けるから。」
……ん?
この人、お母さんじゃないのかな…
お母さんだったら“ランボ君”って呼ばない…よね?
―ガチャッ―
「おかえりなさーい。…アラ?お友達?」
『あ…こんにちは。』
「ランボさんが友達になってあげた!!」
「アラ、そうなの?じゃあ上がって行って!!」
『え…その…』
変わったお母さん(?)だなぁ。
初対面の人をあげるなんて…
「ナマエー!!上がって行けー!!」
うーん…
何か、この笑顔には逆らえない。
『じゃあ…少しだけ、お邪魔します。』
初めて他人の家に入った。
この任務の間に、そんな事があるなんて…
「ナマエー!!ぶどうのかわむいて!!」
「こんなのしかないけど、食べてね。」
『…ありがとうございます。』
出されたのは、紅茶とぶどう。
ランボ君に剥いてあげると喜んで食べてくれた。
「ランボ君良かったねー。」
『……』
優しい、人達だなぁ。
こんなふうにお茶するのがこんなに和むとか…思った事なかった。
「そういえば、お名前はなんていうの?」
『ミョウジナマエです。自己紹介が遅くなってすみません…』
「良いのよ!!私は沢「ナマエ!!もっと剥いてー!!」」
『あ、はい。』
沢…?
名字を言おうとしたのかな?