忘れた少年(ライ・スザク)
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ライという少年が、アッシュフォード学園に来た。
記憶喪失らしい。
会長が学園で保護を決めたので、今は学園で生活している。
僕は、困っているなら出来るだけ手助けしたいと思っている。
記憶喪失には、なったこと無いから分からないけど。
でもきっと不安に思っているだろう。
僕が生徒会に受け入れてもらえたように。
役に立ちたいんだ。
そう、思っていたけど。
「ナマエは、落ち込んだ僕を優しく包んでくれた。」
「……」
生徒会室でナマエを待っていると、ライも一緒に来た。
ライの言葉の意味が分からない。
「ほう…包んだのか。」
「へぇ、包んだんだ。」
「包んだの…」
僕だけじゃなく、ルルーシュとカレンもナマエを睨む。
ナマエは男嫌いじゃなかったのか。
だいたい、ライとは出会ったばかりの筈だ。
ライを生徒会で預かると決まった時も、一番反対していた。
「間際らしい言い方をするな。誰が何を包んだって?」
「ナマエが、僕の心を。」
「自分で言って恥ずかしくないの?」
「恥ずかしい?」
包んだって、体を?
それとも言葉?
どちらにしても、ナマエがライと一緒に居たことに驚く。
いつのまに、仲良くなったんだ。
「ナマエ!!」
「ひっ!?」
シャーリーが、物凄い剣幕でナマエの肩を掴んだ。
「どういう事?ナマエは、スザク君じゃなかったの?」
「まだそれ言うんだね。何で枢木スザクなの?」
「まさかライも気になるの?」
「ねぇシャーリー、ちゃんと聞いてよ。」
シャーリーは、恋愛の事になると周りが見えなくなる。
何故か僕とナマエが良い感じだと思っているらしい。
でも、僕だけ特別とも思えない。
「ナマエちゃん、もしかしてライも気になってるのー?面食いね!」
「私が好きなのはカレンです。」
「ちょっと、ナマエ…」
会長にからかわれても、ナマエは冷静だ。
カレンに抱きついた。
「ふふっ、ナマエちゃんは将来どんな人と付き合うのかしらね。楽しみ。」
「えー、絶対スザク君ですよ。そしたらダブルデートしようね、ナマエ!」
会長とシャーリーは全く聞いてない。
ナマエが、付き合う相手?
……想像出来ないな。