苦手なモノ(スザク)
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「スザク、どうしたの?」
枢木スザクが私を教卓の上に座らせた。
どうしたんだ、一体。
「もう泣き止んだ?」
「ん、うん…大丈夫。落ち着いた。」
「そう。」
枢木スザクが私の目元に顔を寄せ、涙の跡を舐める。
くすぐったい。
身を捩っても、やめてくれない。
「ちょっと…スザク、くすぐったいよ。犬みたいな事しないで。」
「ナマエが発情期の犬を苦手なんて、知らなかったよ。」
「だって、誰にも言ってないもの。」
カレンと直人以外はね。
「ごめん、ナマエ。」
「何が?」
枢木スザクが私の手を取る。
私の手にキスしたり、握ったりして。
それをジッと眺めていたら、手をゆっくり引かれた。
「っ!!」
「発情してる犬に襲われてるナマエを見てたら……発情しちゃった。」
大きく、なってる。
手を引こうとしたけど、枢木スザクに抑えられる。
「ば、ばか…何で…」
「ナマエが泣きながら嫌がって、僕を求めてる姿が何だかいやらしくて。興奮した。」
「うっ…」
どんだけドSなの。
手、離してよ。
硬いよ。
「スザク、ここ…学校だからっ」
「大丈夫。鍵は閉めたから。」
いつのまに!
いや、マズいぞ。
非常にマズい。
「んっ」
私の首に、枢木スザクが吸い付く。
私の手は離さず、枢木スザクの、アソコを押しつけたまま。
あいている手では胸に触れた。
「あ…だ、だめっ」
「どうして?」
「ここ、学校なのに…」
枢木スザクは私と目を合わせながらも、手を休めない。
止めようと、手を伸ばす。
「ダメだよ、ナマエ。」
「え?」
伸ばした私の手に、枢木スザクの指が絡まる。
「僕は今発情期の犬。それが苦手なナマエは、僕に抱かれるんだ。」
深いキスをされる。
ずっと私の手に押しつけていた、枢木スザクのモノ。
それを軽く握ると、更に強く押しつけられた。
本当に、発情期の犬みたい。
「でも…あんな無理矢理、やだ。怖いから。」
「大丈夫。優しくするから。」
もう止めるつもりは無いらしい。
仕方ない。
私も体が火照ってきた。
愛しい犬に抱かれよう。
(ただ、苦手の克服は無理そうだ。)