苦手なモノ(スザク)
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「もしかして、ムカデ?それともカエル?」
「どっちも好きじゃないけど、苦手でも無いよ。」
シャーリーはどんどん虫の名前をあげていく。
でも私、虫全般は平気なんだよね。
「僕も知りたいな。ナマエの苦手なモノ。」
「だ、ダメ!誰にも教えてないんだから!」
知られたら、笑われてしまう。
それだけは絶対嫌!
「ほう。つまり、意外と何でもないモノが苦手みたいだな。」
「っ、」
ルルーシュうざい!
「絶っっ対言わないから!!」
「あ、ナマエ!!」
走って生徒会室から逃げた。
これ以上詮索されるのは面倒だ。
―――…
「ハァッ…此処まで…来れば…」
裏庭まで逃げてきた。
あのまま生徒会室に居れば、きっとしつこく問いただされるから。
「全く、勘弁してよ…」
私の苦手なモノ。
それはカレンと直人しか知らない。
もしシャーリーや枢木スザク、それにルルーシュにバレたら…!
『えぇー!!そんなモノが苦手なの?面白いね!』
『じゃあ、頑張って一緒に克服しようか。』
『フンッ、偉そうな割にはそんなモノに怖じ気づくとはな。』
「だー!!嫌だー!!」
ルルーシュの台詞なんか特にリアルだ。
大丈夫、絶対バレない!
“普段なら”平気だもの。
―ガサガサッ―
「……」
草が動く。
誰か、居るな。
枢木スザクかな?
まさか、苦手なモノを知りたくてついて来た?
「チッ」
しつこいな。
ここは一応彼女としてビシッと言わなくちゃ。
「ちょっとスザク!いい加減に―――…」
―ガサッ―
「……」
―――…
「結局、ナマエの苦手なモノ分からなかったね。ルルは何だと思う?」
「さぁな。アイツの事は1ミリも理解出来ない。スザク、何か心当たり無いのか?」
「僕?いや、そう言われてみると……」
「ウジョロゲギャアァアァァァッ!!!スザクゥゥゥゥッ!!!」
「っ、今の何!?」
「何語だ。最後のスザクしか聞き取れなかったぞ。」
「それどころじゃない!今のはナマエの声だ!あんな声、初めて聞いた!」