苦手なモノ(スザク)
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「キャーッ!!」
廊下を歩いてると、叫び声が聞こえた。
この声は、きっとシャーリーだ。
場所は生徒会室だな。
「シャーリー、どうしたの!?」
「あ、ナマエ!!」
私が生徒会室に入ると、シャーリーは涙を浮かべながら私に抱きついてきた。
げへへ、いい匂い。
「助けて、ナマエ…ゴキブリが出たの!」
「……ゴキブリ?」
―――…
「それでね、ナマエったら一瞬でゴキブリを潰したの。かっこよかったよ。」
「ゴキブリを見たらシャーリーの反応が正常だ。この女がおかしい。」
「ルルーシュ、あまりナマエをいじめるなよ。」
ルルーシュと枢木スザクが生徒会室に来ると、シャーリーは嬉しそうに先程までの話をする。
「ナマエってゴキブリ平気なんだ?」
「スザクと住む前は一人暮らしだったからね。流石に慣れたよ。」
そう言えば。
枢木スザクとブリタニアで暮らしている間は一度も見なかったな。
ゴキブリ。
まぁ25階に住んでたし、高そうなマンションだったもんな。
「俺はどうも無理だな。あの物体の存在理由が分からない。」
「じゃあ、ゴキブリが出たらどうするの?」
「ロロに任せてる。(ギアスを使わせている)」
最低な兄だな。
「ナマエって、苦手なモノとか無いの?」
「へ?」
シャーリー、急に何を言ってるの?
「ホラ、よく強気な女の子が実はゴキブリとかクモが苦手ってパターンあるじゃない?」
それ、漫画とかのパターンじゃない?
「ゴキブリは平気そうだし…何か無いの?」
シャーリーの言葉に、ルルーシュが枢木スザクを見た。
「スザクは知らないのか?」
「そう言われると、知らないな…ナマエの苦手なモノ。」
「へぇ、スザク君も知らないんだー。」
何か、話が面倒な方向に進んでる。
「ナマエ、苦手なモノ教えて?」
やっぱり!
いくらシャーリーの頼みでもそれは無理だ!
「ひ、秘密!」
「秘密と言うことは、何か苦手なモノがあるんだな?」
「っ、」
ルルーシュの奴、余計な事を…!
「え!?やっぱりあるのね?」
「そりゃ、あるけど…言わない!」
言えるものか。
絶対バレたくない。