気付いた事(ルルーシュ)
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「俺はまだメンバーの特徴を掴めていない。だから、1人1人の名簿を作ってほしい。」
「はぁ?何で私が。」
「他の奴に頼むと、たしいて実力も無いのに誤魔化す可能性があるからな。」
「嫌だ。面倒くさい。」
ナマエは大きく溜め息をつくと、ソファに座る。
「これからの活動に大きく関わる事だ。」
「じゃあ、1人1人と面談すれば良いじゃない。」
「それもダメだ。自分を良く言うに決まっている。」
イライライラ。
さっさと了解と言えばいいものを。
またカレンを使って脅すか?
いや、あまり脅しすぎると後々困るのは俺だ。
あくまで俺とナマエは手を組んだ仲だ。
そう認識させなくては、警戒される。
「…分かった。やれば良いんでしょ。」
「出来れば早めに頼む。」
「煩いな。偉そうに指図するな。」
部屋から出て行くナマエ。
ナマエも理解したのだろう。
今後の活動に関わるという事は、カレンの夢にも関わるからな。
「ナマエに何か言ったのか?随分不機嫌だったぞ。」
C.C.が部屋に入って来た。
C.C.はナマエが先程まで座っていたソファに寝転がる。
「別に。ただ仕事を頼んだだけだ。」
「フッ、随分嫌われてるみたいだな。」
「最初からギアスの効果を知っていればもう少し有効に使えたんだ。何故シンジュクの時、真っ直ぐ俺の所へ来なかった?」
そもそも。
C.C.は俺と契約を交わした後、ナマエの家に世話になっていたらしい。
数日が経ち、俺の所へ来た。
「いくら私が不死身とは言え、頭を撃ち抜かれたんだぞ?ナマエが私を助けなければ、私はまた軍に捕まっていた。」
「数日も居る必要は無かった筈だ。」
「私はタイミングを見計らっていたんだ。軍が1つの場所に集中する…あの、枢木スザクを処刑の日を選んだ。」
そう。
スザクが処刑される日に、ゼロは世界中に知れた。
その日の夜にこの女は現れたんだ。
「何故ナマエにギアスの事を教えた。」
「仮にも恩があるからな。」
「この魔女め。」
「童貞坊やが。1人の女も扱えなくてどうする。」
「黙れっ!」
C.C.もナマエも、どうしてこう強気な女ばかり居るんだ。
少しはナナリーを見習えば良い。
ナナリーは優しく笑う。
だが、C.C.とナマエが俺に笑うのは馬鹿にしたような、そんな表情だ。
いや、寧ろナマエは俺に笑顔なんて見せない。
面倒な女と手を組んでしまった。