気付いた事(ルルーシュ)
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ギアスの力を手に入れた時、側には女が居た。
ナマエ・ミョウジ。
アッシュフォード学園の生徒であり、クラスメートでもある。
だが、それだけじゃない。
ナマエはテロリストの一員だった。
ナマエを始末する事も考えた。
だが、それよりも気になったのはソイツがテロリストである理由。
見た目も名前もブリタニア人なのに、何故。
「貴様は何故、テロリストに荷担する?」
つい、聞いてしまった。
わざわざギアスを使って。
今思えばバカな事をした。
この時はまだ、知らなかったんだ。
ギアスを1人の人間に一度しか使えないなんて。
「それは――――…」
瞳が紅くなり、ナマエは口を開く。
「カレンが直人の妹だから。私は直人が好きだったから、テロリストになったの。」
ナマエは言った。
テロリストになった理由は、直人だと。
それから俺は、後にナマエと手を組んだ。
最初は殺せないのなら、手を組んだ方がやりやすいと判断したからだ。
側に置けば何かと役に立つ。
その程度の気持ちだった。
―――…
「ナマエ。君に1つ頼みがある。」
ゼロという存在になり、俺は黒の騎士団を造った。
アジトでナマエに声をかけると、嫌そうに顔を歪めた。
「何?」
「すぐに終わる。部屋に来てもらおう。」
「チッ」
舌打ちは聞き流す。
そんなもの気にならない。
「おうナマエ、これからナニするんだぁ?まさかアイツ、早漏か?」
玉城がニヤニヤと笑いながらソファに座っている。
そうろうって何だ。
「知るか。消えろ玉城!」
「ぐぇっ!!ごほっ、げほっ」
何故かナマエは不機嫌そうに玉城の腹を蹴った。
「何、頼みたい事って。」
部屋に入り、鍵をかける。
俺は仮面を外した。
「その前に、聞きたい事がある。」
「何?」
「そうろうって何だ。」
「……知らないの?」
「だから聞いている。」
ナマエは呆れを通り越して、哀れんだような表情を俺に向けている。
何故だ。
「ググれ。」
「知ってるなら答えろ。」
「お前今、自分で恥をかいてるって早く気付け。」
結局そうろうについては、分からなかった。