忘れられた人(ライ)
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「カレン!怖かったよ。」
「そ、そう…(私は仲間の顔面に躊躇無く膝蹴りをするナマエが怖いわ。)」
ソファから起き上がり、カレンに抱きつく。
「ライ。ナマエに何をしようとしていた?」
「いてて…いや、何も。ただ見てたら僕も眠ってしまっただけだ。」
ゼロが呆れたように、腰に手をあてる。
「そうか…納得だ。お前がナマエのような女を襲うとは思えないからな。」
「オイゼロ!どういう意味だ!」
「ナマエ、落ち着きなさい。」
ゼロに殴りかかろうとするのを、カレンに止められる。
「まぁいい。今日はある工場を抑える。」
ゼロが私達に資料を手渡した。
使う機体は紅蓮弐式だけらしい。
最近はこんな小さな活動をしていなかったから珍しいな。
「今日は随分地味ね。」
「この工場では、日本人が毎日酷い労働を強いられている。その働きの対価は貧しいものだ。」
「ふーん。」
「しかもその工場で作られているのは、日本人を殺すための武器だ。今日はその工場を抑え、作られた武器を回収する。」
そんな事、玉城にでもやらせれば良いのに。
「メンバーは私達の4人、か。わざわざカレンを出すことも無いだろうに。」
「玉城達はこのような任務の時は気を緩める。下手にドジを踏まれるのはごめんだ。」
ゼロの言いたい事はわかる。
玉城はすぐに調子に乗る。
「私とカレンで工場の中を制圧する。ナマエとライは周囲を警戒し、爆弾を仕掛けてくれ。仕掛けるポイントはその資料に書いてある。」
「私とカレンが組む。」
「却下だ。10分後にまた集合だ。もう一度資料をよく見直しておけ。」
もしもの為に、ギアスを使えるゼロとライが別の位置につく。
工場内はカレンの紅蓮弐式が居るからゼロが戦う事はないけど、外にはもしかしたら警備が来るかもしれない。
私とライなら戦えると思ったのだろう。
「頑張ろう、ナマエ。」
「はぁ…」
私とカレンで爆弾を仕掛けて、ライとゼロで中を掃除してくれれば良かったのに。
「カレン、気をつけてね。」
「私は紅蓮弐式の中に居るから大丈夫。ナマエこそ、真面目にやってね。」
カレンに言われたから頑張ろうかな。
うん。