忘れられた人(ライ)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「分かる?ライ。」
「何を。」
「こういう使い方も出来るんだよ。」
ルルーシュはギアスという力で、私達の希望になった。
日本の未来を見せる人物となった。
「誰かの望みになる、存在になれるんだよ。」
「……」
確かに、普通には生きれないかもしれない。
でも、孤独になるだけじゃない。
「ナマエは、ルルーシュが好きなのか?」
「それは無い。何でもラブコメに持って行くな。」
寧ろ失礼な奴だから嫌いだ。
「でも、ありがとう。元気出たよ。」
「励ましたつもりは無いんだけど。」
「ナマエはギアスを知っている分、説得力がある。」
「あっそ。」
時計を確認する。
もう、生徒会室に行く時間だ。
「じゃあ、もう行くから。」
「生徒会室だろ?僕も行くよ。」
「あっそ。」
そういえば、ミレイ会長はライに生徒会の仕事を手伝わせていたな。
お陰で少し楽にはなったけど。
―――…
生徒会室に着き、中に入る。
そこには生徒会のメンバーが揃っていた。
「あら?ナマエちゃん、ライと一緒って珍しいわね。」
ミレイ会長がニヤニヤと笑いながら近付いてくる。
何故笑う。
「偶然です。」
「僕がナマエと話したくて、さっきまで一緒に居たんだ。」
面倒だからそこは偶然って言えよ!
「ほう。随分仲良くなったんだな?」
「煩いなルルーシュ。ってか、お前私の事チビで品が無いサル女って言ったらしいな!」
「ナマエの事を詳しく教えただけだ。」
「ダメだよルルーシュ、サル女なんて言ったら。」
枢木スザクがアーサーと遊びながらルルーシュを注意する。
注意するのはサル女の所だけか!
「そうだな、ルルーシュ。ナマエはチビで品が無いサル女なんかじゃなかったよ。」
ライが、ルルーシュの向かいに座る。
カレンも小説を読むのをやめて、顔を上げた。
「ナマエは、落ち込んだ僕を優しく包んでくれた。」
「!??」
いつ、何処で!?
「ほう…包んだのか。」
「へぇ、包んだんだ。」
「包んだの…」
うわ、ルルーシュと枢木スザクとカレンがこっち見てる!