忘れられた人(ライ)
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「お前は…本気で言っているのか?」
「勿論だ。」
ルルーシュが眉間に皺を寄せる。
ライの目は本気だ。
私からしたら、記憶喪失も胡散臭い。
でも、そのギアスをかけられるのなら、多少は安心出来る。
「ライ、その必要は無い。」
「え…」
「君のその言葉で十分だ。」
「チッ」
「ナマエ、舌打ちをするな。」
舌打ちもしたくなる。
ルルーシュは身内に甘すぎる。
ライの何処を見て信用出来るんだ。
「私のコイツへの信頼度は玉城以下だ。それだけは覚えておけ。」
「ふっ、玉城以下か…なかなか面白い例えだな、ナマエ。」
「黙れ魔女。ナマエも、知った以上は協力してもらう。」
「……」
別に知りたくなかったのに。
あーあ、面倒くさい。
「ナマエはギアスを持ってないのか?」
ライが私の瞳をじっと見つめる。
「気安く見るな。」
―ザクッ―
「い゛っ」
目潰ししてやった。
「こらナマエ!!危ない真似をするな!」
「コイツが悪い。」
「いたっ…今のは痛かった…っ」
「私はギアスを持っていない。」
「普通に、そう言えば、良かっただろっ」
涙目だ。
「話は終わり?」
「あぁ、終わりだ。」
「フンッ、じゃあ行くわ。」
「分かってると思うが、カレンに言うなよ。」
「一々煩いな、ハゲろ。」
ルルーシュが何か言っているけど、シカトして部屋を出た。
「カレンー!」
「きゃっ!」
後ろからカレンに抱きつき、おっぱいを鷲掴みする。
うーん、最高の弾力。
―ゴチンッ―
「いきなり何処触ってんのよ!いい加減にしないと殴るわよ!?」
「痛い…拳骨は痛いよっ」
もう殴ってるし。
「カレン。ライの事、どう思う?」
「ライ?ナイトメアの腕はなかなかだと思うけど。」
「違う。そうじゃなくて、怪しくない?」
「怪しい?」
カレンがジュースを飲みながら、首を傾げる。
「記憶喪失って…証拠が無い。もしかしたら軍が送り込んだスパイかも。」
「じゃあ、どうしてアッシュフォード学園に来るの?」
「あ…」
そうだ。
わざわざアッシュフォード学園である必要が分からない。
だって、私達がテロリストだとバレてない筈だから。
もしバレているなら、スパイなんて面倒な真似はしないだろう。