忘れられた人(ライ)
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黒の騎士団に、新しい仲間が加わった。
名前はライ。
この男は先日アッシュフォード学園に迷い込み気絶していたらしい。
今はミレイ会長の手厚い保護を受けながら生活している。
ライという男には記憶が無いらしく、その手掛かりを探すために黒の騎士団に入ったとかなんとか。
私には興味の無い話だ。
ただ、警戒をしている。
もしかしたら軍が送り込んだスパイかもしれない。
「ナマエ、ちょっと良いか?」
「何?C.C.。」
「ちょっと来い。」
C.C.に手を掴まれ、連れて来られたのはルルーシュ…ゼロの部屋だ。
「何をしていた、C.C.……って、ナマエも連れてきたのか。」
「あ…」
あ。
ライも居るのか。
ていうかさ、
「ルルーシュ、ライにもう正体を教えてたの?」
ルルーシュが仮面を外している。
ライも落ち着いていて、寧ろ私が来たことに驚いているようだ。
「あぁ、ちょっと事情があってな。まぁ座れ。」
「C.C.、用事ってこれ?」
「そうだ。協力者は多い方が良いからな。」
何だよ、一体。
ライの隣に腰を下ろすと、私の事をじっと見てきた。
「何?」
「ルルーシュ、ナマエにも全てを話すのか?」
シカトかよ!
「あぁ。ナマエも俺の事はだいたい知っている。」
私はルルーシュマニアじゃないんだけど。
「…アレも?」
「アレもだ。」
アレって何だ!
「話が無いなら帰る。」
「帰るな。これから話す。」
「……」
ルルーシュを睨む。
絶対良い話しじゃない。
聞きたくないなぁ。
「私から話そう。」
「なぁに、C.C.?」
「(このクソチビめ…!!随分と聞く態度が違うじゃないか。)」
「……」
C.C.が私の向かい、ルルーシュの隣に座る。
「ナマエには以前、ルルーシュのギアスについて話したな?」
「うん。」
「同じ能力が、ライにもある。」
「え…」
絶対の命令が出来る、あの力をこの男が?
どういう事だ。
「C.C.が契約したの?」
「いや、私じゃない。」
C.C.以外にも居るのか。
ギアスの契約を出来る人物が。