ツイ廃と王子様
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【侑士】
深夜に映画を観ているとリビングにやってくる侑士。
「まだ寝えへんの…?健康に悪いで」
「侑士こそなんで起きてんの」
私もうすぐ寝るから大丈夫だよ、と言ってから、つけっぱなしだった映画を巻き戻す。すると、侑士がソファを跨いで隣に座った。
「おもろいんかこれ…こういうの大体オチ一緒やん」
「面白いから別にいいの」
飽きたのかソファの端にもたれかかっている私の上に寝転んで、私の髪を弄び始めた。
「重い」
「じゃあ早よテレビ消して寝よ」
「めんどい」
緊迫したシーンにさしかかる。そんな中でもヒロインと少年は見つめ合って二人の世界にいる。周りが見えていないからこうやってピンチになるんだよ……と呆れてしまう。人は恋すると周りが見えなくなるものだ。私も周りから見ればこんな風だったろうか。明らかにこの二人みたいなロマンチックな恋はしてないなあ、と記憶を遡って思う。
もぞもぞと何かが動いた感覚。侑士か。本当邪魔だと思いながら侑士の方を向くと、彼の手は私のシャツの中へ、下腹部にぴたりとくっつけられていた。ひんやりとした大きな手。
ぎゃあ、と可愛くない声をあげてソファのより端の部分まで身体がはねた。落ちるかと思った。
「何してんのよっ」
「嫌がらせや。早よ寝んことへの」
「はいはい寝ますから」
案の定眠れる訳がなかった。二人でくるまった布団の中ではソファでの出来事の再放送が、それは何度も行われたのだから。
「脚細いし可愛いの何なん」
「侑士キモっ……脚細くないし」
「やっぱり今日は触り足りひん」
「疲れてるからまた今度にしてくださーい」
深夜に映画を観ているとリビングにやってくる侑士。
「まだ寝えへんの…?健康に悪いで」
「侑士こそなんで起きてんの」
私もうすぐ寝るから大丈夫だよ、と言ってから、つけっぱなしだった映画を巻き戻す。すると、侑士がソファを跨いで隣に座った。
「おもろいんかこれ…こういうの大体オチ一緒やん」
「面白いから別にいいの」
飽きたのかソファの端にもたれかかっている私の上に寝転んで、私の髪を弄び始めた。
「重い」
「じゃあ早よテレビ消して寝よ」
「めんどい」
緊迫したシーンにさしかかる。そんな中でもヒロインと少年は見つめ合って二人の世界にいる。周りが見えていないからこうやってピンチになるんだよ……と呆れてしまう。人は恋すると周りが見えなくなるものだ。私も周りから見ればこんな風だったろうか。明らかにこの二人みたいなロマンチックな恋はしてないなあ、と記憶を遡って思う。
もぞもぞと何かが動いた感覚。侑士か。本当邪魔だと思いながら侑士の方を向くと、彼の手は私のシャツの中へ、下腹部にぴたりとくっつけられていた。ひんやりとした大きな手。
ぎゃあ、と可愛くない声をあげてソファのより端の部分まで身体がはねた。落ちるかと思った。
「何してんのよっ」
「嫌がらせや。早よ寝んことへの」
「はいはい寝ますから」
案の定眠れる訳がなかった。二人でくるまった布団の中ではソファでの出来事の再放送が、それは何度も行われたのだから。
「脚細いし可愛いの何なん」
「侑士キモっ……脚細くないし」
「やっぱり今日は触り足りひん」
「疲れてるからまた今度にしてくださーい」