他いろいろ
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数合わせで合コンに来いと言われた観月と数合わせで合コンに誘われたなまえ。何とばったり出くわしてしまう。
えーこんなのダメだよなあ観月なら許してくれると思うけど彼氏がいるのに合コンとか……連絡もまだしてないし……などと考えていると目の前に現れた男性陣の中にいた観月。なぜそこに。
観月の方は顔色ひとつ変えないがなまえの方をガン見していた。目が合う。なんとなく観月の顔が怖くなった気がした。何とも言えない恐ろしいオーラを感じる。
観月の同級生くんが気を回して観月に話を振らないようにした為(なまえの友達も同様である)観月となまえ以外で合コンは進んでいった。なまえは味の薄い和風パスタを食べるのに集中していた。観月はそれをただじぃっと眺めている。小一時間くらい経っただろうか。男性陣と女性陣の数人が席を立った。化粧直しにでも行ったのだろう。このパスタ、ベーコンだけ味が濃いなあなどと考えだしたとき、観月がなまえの隣に座った。
「……事情があったのですね」
「『こんな所で何してるんですか!!』みたいな反応をしないあたり観月は分かってくれてて好き」
「中学生くらいのボクならそう言っていたでしょうね。それに君、こういう場所嫌いでしょう」
「観月こそ」
パスタは美味しいですか、と尋ねられたので麺を啜りながら頷いておいた。合コンで何も話さず飯しか食べない奴なんていない。どうせ『君らしいですね』とか言いたいんだろう。
「お互い、ただの数合わせってところでしょう。帰りますか?」
「パスタの後デザート食べてからね」
「えぇ……。まだ食べるんですか」
せっかく来たんだから、と言うなまえの顔が笑顔を取り戻していることに観月は気がついた。さっきは暇そうにパスタを食べていたのに。やはり彼女には笑顔が一番似合う、と彼は思った。
えーこんなのダメだよなあ観月なら許してくれると思うけど彼氏がいるのに合コンとか……連絡もまだしてないし……などと考えていると目の前に現れた男性陣の中にいた観月。なぜそこに。
観月の方は顔色ひとつ変えないがなまえの方をガン見していた。目が合う。なんとなく観月の顔が怖くなった気がした。何とも言えない恐ろしいオーラを感じる。
観月の同級生くんが気を回して観月に話を振らないようにした為(なまえの友達も同様である)観月となまえ以外で合コンは進んでいった。なまえは味の薄い和風パスタを食べるのに集中していた。観月はそれをただじぃっと眺めている。小一時間くらい経っただろうか。男性陣と女性陣の数人が席を立った。化粧直しにでも行ったのだろう。このパスタ、ベーコンだけ味が濃いなあなどと考えだしたとき、観月がなまえの隣に座った。
「……事情があったのですね」
「『こんな所で何してるんですか!!』みたいな反応をしないあたり観月は分かってくれてて好き」
「中学生くらいのボクならそう言っていたでしょうね。それに君、こういう場所嫌いでしょう」
「観月こそ」
パスタは美味しいですか、と尋ねられたので麺を啜りながら頷いておいた。合コンで何も話さず飯しか食べない奴なんていない。どうせ『君らしいですね』とか言いたいんだろう。
「お互い、ただの数合わせってところでしょう。帰りますか?」
「パスタの後デザート食べてからね」
「えぇ……。まだ食べるんですか」
せっかく来たんだから、と言うなまえの顔が笑顔を取り戻していることに観月は気がついた。さっきは暇そうにパスタを食べていたのに。やはり彼女には笑顔が一番似合う、と彼は思った。
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