学校と王子様
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【柳】2
今私は柳に勉強を教えてもらっている。
勉強しないもんねー疲れただるーいって言ってたらこちらを見て「勉強しろ。褒美をやる」って言われた。
「何だろー?ケーキとかかなーやったー」
「口を動かすな手を動かせ」
「ガトーショコラが食べたい気分なんだよねー」
「勝手に話を進めるな」
すると、柳はどこから取り出したのか、ノートを広げた。
「なまえが今日ケーキを食べたいと言い出す確率82.5%だったが、苺ショートの確率32%、ガトーショコラの確率43%、チーズケーキの確率は15%だったな……。まだデータが足りない……」
お経のように呟きながらノートに何かを書き込む柳。データマン怖っ。
課題終わらせたら案の定ケーキを食べに行くことができた。幸せ。
「もう一つ褒美がある」
そう言われて期待して彼を見る。何だろう。
「俺だ」
へ??
「付き合ってほしい」
はい????
勿論、と言うと彼は珍しく驚いた。
「確率は半々といったところだったんだが」
「いや、私も柳のこと好きだし?」
そう告げると彼は困ったように微笑んだ。というか何で確率半々なのに告るんだよ…と思う。
「何で確率半々なのに告るんだよ…とお前は言う」
「はいはいそうですよ何でですか」
「A組の佐藤がお前を好きらしい」
「えっ、まじ?それで?」
「なまえはきっと受け入れていただろう」
「まあ、そうかも…?」
「それで焦って伝えた」
焦った、ってめちゃくちゃ正直だな柳…。と思う。
「でもそれより何十倍も私は柳が好きだよ。だからそうなったとしても断るかもね」
彼の閉じられていた目が少し開かれ、また元に戻った。すると、いかにも満足そうに笑った。
データの更新が必要だね。
今私は柳に勉強を教えてもらっている。
勉強しないもんねー疲れただるーいって言ってたらこちらを見て「勉強しろ。褒美をやる」って言われた。
「何だろー?ケーキとかかなーやったー」
「口を動かすな手を動かせ」
「ガトーショコラが食べたい気分なんだよねー」
「勝手に話を進めるな」
すると、柳はどこから取り出したのか、ノートを広げた。
「なまえが今日ケーキを食べたいと言い出す確率82.5%だったが、苺ショートの確率32%、ガトーショコラの確率43%、チーズケーキの確率は15%だったな……。まだデータが足りない……」
お経のように呟きながらノートに何かを書き込む柳。データマン怖っ。
課題終わらせたら案の定ケーキを食べに行くことができた。幸せ。
「もう一つ褒美がある」
そう言われて期待して彼を見る。何だろう。
「俺だ」
へ??
「付き合ってほしい」
はい????
勿論、と言うと彼は珍しく驚いた。
「確率は半々といったところだったんだが」
「いや、私も柳のこと好きだし?」
そう告げると彼は困ったように微笑んだ。というか何で確率半々なのに告るんだよ…と思う。
「何で確率半々なのに告るんだよ…とお前は言う」
「はいはいそうですよ何でですか」
「A組の佐藤がお前を好きらしい」
「えっ、まじ?それで?」
「なまえはきっと受け入れていただろう」
「まあ、そうかも…?」
「それで焦って伝えた」
焦った、ってめちゃくちゃ正直だな柳…。と思う。
「でもそれより何十倍も私は柳が好きだよ。だからそうなったとしても断るかもね」
彼の閉じられていた目が少し開かれ、また元に戻った。すると、いかにも満足そうに笑った。
データの更新が必要だね。