ツイ廃と王子様
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【跡部】3
跡部に一回でいいから試合見に来いって言われて練習試合に行ってみた。点を決めるごとに氷帝コールがうるさい。腕をかかげて指パッチンなんてしてるもんだから、いつも通りだなあ、と笑ってしまう。隣にいた女子達がきゃー跡部様ーと声をあげる。やっぱり女子からの人気が凄まじい。高笑いをしている彼。甲高い声で名前を呼ぶ女子達(雌猫、というらしい。笑)。やかましいし彼には気づかれていないしイライラしてきた。
「景吾ーーーーーーーーーっ!!!!」
衝動でそう叫んでいた。天を仰いでいた彼は驚いてこちらを見る。やっぱり気づいていなかったようだ。次も勝ちなさいよ、と言う代わりに拳を前に突き出す。すると彼も笑ってこちらに拳を突き上げた。
(名前で呼んでしまった…)
流石にこれでは女子達にロックオンされ標的になりそうだと思いその後ダッシュで逃げた。名前呼んだときめっちゃ睨まれた気がする。女子怖〜。なんと試合の結果は全勝。恐ろしい強さだったらしい。当然だ、と嬉しそうにしている跡部。まあお前のおかげでもあるがな、と喜ぶ姿が可愛い。今度は最後まで試合を見届けたいなあ、と深く思った。
そしてあの後、こんな噂がたったらしい。
「跡部様には彼女がいるらしい」
「あの跡部が尻に敷かれてるとか」
「ガットを素手で引きちぎったそう」
流石にそんな怪力女ではない。ただ、幸い顔を覚えている人は誰もいなかったらしい。地味なことを人生で初めて誇りに思えた日だった。
跡部に一回でいいから試合見に来いって言われて練習試合に行ってみた。点を決めるごとに氷帝コールがうるさい。腕をかかげて指パッチンなんてしてるもんだから、いつも通りだなあ、と笑ってしまう。隣にいた女子達がきゃー跡部様ーと声をあげる。やっぱり女子からの人気が凄まじい。高笑いをしている彼。甲高い声で名前を呼ぶ女子達(雌猫、というらしい。笑)。やかましいし彼には気づかれていないしイライラしてきた。
「景吾ーーーーーーーーーっ!!!!」
衝動でそう叫んでいた。天を仰いでいた彼は驚いてこちらを見る。やっぱり気づいていなかったようだ。次も勝ちなさいよ、と言う代わりに拳を前に突き出す。すると彼も笑ってこちらに拳を突き上げた。
(名前で呼んでしまった…)
流石にこれでは女子達にロックオンされ標的になりそうだと思いその後ダッシュで逃げた。名前呼んだときめっちゃ睨まれた気がする。女子怖〜。なんと試合の結果は全勝。恐ろしい強さだったらしい。当然だ、と嬉しそうにしている跡部。まあお前のおかげでもあるがな、と喜ぶ姿が可愛い。今度は最後まで試合を見届けたいなあ、と深く思った。
そしてあの後、こんな噂がたったらしい。
「跡部様には彼女がいるらしい」
「あの跡部が尻に敷かれてるとか」
「ガットを素手で引きちぎったそう」
流石にそんな怪力女ではない。ただ、幸い顔を覚えている人は誰もいなかったらしい。地味なことを人生で初めて誇りに思えた日だった。
5/5ページ