strange magic
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ガンガンガンッ
「はーい?」
放課後、寮へ戻りしばらくすると扉を叩く音がする。
ガチャ
「どちら様ですか…って。レオナ先輩と、ラギー先輩?」
レ『よお、監督生』
「いきなりどうしたんですか?」
レ『どうもこうもねえよ、ほら』
そう言ってレオナ先輩は隣にいたラギー先輩をこちらへ引き渡す。
「えっ?」
レ『こいつをオンボロ寮で一晩面倒みろ』
「ど、どうしてですか?」
その問いにため息をつきながら返される。
レ『お前、こいつと付き合ってんだろ?』
「へっ…!?」
レ『ったく。ラギーのやろう、得だと思えば誰にでもホイホイついていくからこんな変な魔法に引っ掛かるんだよ』
『手間かけさせやがって…』と続けるレオナ先輩の話を聞けば
部活が始まるまでの間に誰かの魔法にかけられていたラギー先輩は意思疎通が上手く出来なくなり、理性も時折飛びそうになるという。
レ『まあ、この程度ならすぐ元に戻してやることも出来るが…』
「?」
レ『ブロットも溜まっちまうし、明日には戻りそうだからお前が世話してやってくれよ』
そういつものポーズで笑うレオナ先輩。
「で、でもそしたらレオナ先輩の身の回りは」
レ『…てめぇ本気か?そんなのが近くにいたら昼寝もろくに出来ねえだろうが。…グルル』
今度は少し不機嫌そうに牙を剥き出しにする。
レ『それに一日ぐらいなら他のやつに世話させる。それともお前が俺の世話してくれんのか?』
そう言うと何か含んだように笑う。
「わ、わかりました…」
レ『こいつだって一応男だからな。…今は平気だが、他の寮生にあんな姿見られるよりちょっとはマシだろ』
「?」
レ『お前のところの毛玉と一緒に可愛がってくれよ?』
鼻で笑いながら手をひらひらさせ寮の敷地から出ていく。
「(最後のは、どういう意味?)」
疑問に思いながら玄関の扉を閉める。
すると
「!?」
『…』
「え、えっと。ラギー先輩?」
『?』
「(た、確かにこれは)」
後ろから腰に腕を廻されて頭をグリグリとされる。
「あ、甘えてるんですか?」
多分これは匂いを擦り付けられてる。
「…あの、本当にわからないんですか?」
『?』
ふっふっ…と息を荒らげてその行為を繰り返す。
「わっ、わかりました。わかりましたから!とりあえず部屋に入ってください!」
ラギー先輩の腕を引っ張って談話室へと入る。
皮肉にもレオナ先輩が毛玉と言っていたグリムは今日寮にはいない。
ハーツラビュル寮でエースとデュースと一緒に約束があるんだとか。
「ってことは、二人きりか…」
頭の中で思っていたことか言葉になる。
「…!」
二人きりになることやこの先は何度もあったけど改めて思い出すと顔が熱くなって、やっぱり何度経験しても恥ずかしい。
「ご、ご飯。少し早いけど、ご飯にしましょうか…!」
『みゃーご♪』
ニコニコしたラギー先輩がキッチンへと着いてくる。
「今日はそうだな。…これで」
材料を手にして作ろうとすると
パシッ
「?!」
ブンブン
手首をラギー先輩に握られ、その首を横に振っている。
「えっと、まさか作ってくれるんですか…?」
そう聞くと今度は首を縦に振る。
『(ニッ)』
「じゃ、じゃあお願いします」
ラギー先輩に返事をすると無駄なく材料を使い、ささっと夜ご飯を用意してくれる。
「("上手に意思疎通が出来ない"か…)」
さっきレオナ先輩が言っていたことを思い出す。
「(でも、今みたいにわかるときもあるのかな?)」
手際よく作るその料理を見ながらそんなことを考える。
「…わあっ、美味しそう!」
『ニャーオ♪』
ラギー先輩も満足そうに笑うから
「冷めない内に食べましょ?」
『(コクコク)』
「いただきます!」
言葉は動物言語だけど、きっと伝わってる。
そう思ってしまう。
夜ご飯を食べ終えると別々にシャワーを浴びる。
最初は洗ってあげようとしたけど、力強くシャワールームを追い出された。
とは言ってもラギー先輩は猫科だからなのか出てくるのが凄く早くて
「眠かったら先に寝ちゃっていいですからね?」
『?』
今は通じていないのか、ほかほかになってベッドの上で首を傾げている。
パタンッ
部屋から出てシャワールームに向かい、今日は長く入らないようにする。
「(ラギー先輩、明日には本当に戻るのかな。もし戻らなかったらこのままずっと一緒にいられたり…)」
ハッ!
ぼんやりと浮かんだ邪な気持ち。
「(ダメだ、ダメだ。一人でいると変なこと考えちゃう。さっさと出よう)」
そう思い、ラギー先輩の待つ部屋へと戻る。
「ふー。さっぱりした」
さっき見たラギー先輩と同じようにほかほかになって廊下を歩く。
すると
ギシッギシッ
「?」
ベッドルームのドアノブに手をかけようとすると部屋の中から軋んだ音がする。
「ラギー先輩。まだ起きてたんですか…って?!」
それは本能なのか寮服のズボンだけになったラギー先輩が枕に顔を埋めた状態で、クッションに腰を押し付けて前後に振っている。
「ラ、ラギー先輩…っ?」
『ふーっ、ふーっ』
「だ…大丈夫ですか…?!」
近付いたこちらに気が付くとゆっくりと起き上がり、右手に持っていたそれを差し出される。
「こ、これっ…!」
ラギー先輩がグイッと手渡すようにして更に突きつけられる。
「ダメですよっ!ど、何処から出してきたんですか…!」
それは新しく買った下着とマンネリしたときのために買っておいたネコミミ。
慌ててそれを受け取ると
『ニャ?』
息は荒いのに、上目遣いでこっちを見ながら頭に『?』を浮かべている。
「これは、その…」
『ニャオ、ニャーオ!』
グイグイッと胸に押し付けてくる。
「…わっ、わかりました!着替えてくればいいんですね!?」
隠し持っていた訳ではないけど、妙な恥ずかしさと罪悪感に駆られて思わずそう口にする。
『ニャオーン♪』
ベッドに座り、ラギー先輩に背を向けてその場で見えないように下着を変える。
「で、出来ました…けど」
ネコミミを付けて振り返ると、目をキラキラさせたラギー先輩が覆い被さってくる。
「わわっ」
そのままベッドに押し倒されると唇を何度かはむっとされて、首すじにキスをされる。
『ふーっ、ふーっ』
そのまま下着を持ち上げられると胸が露になる。
「!」
ペロペロ
「ふ、うっ…」
尖ったところを避けながら周りを舐められる。
「ん、ぁっ…はっあ」
いくら意思疎通の取れない理性の飛んだラギー先輩とは言え、声を聞かれるのは恥ずかしくて咄嗟に口を隠す。
『ンニャ…もっと、声』
「っ!?」
ラギー先輩の手が私の手首を掴む。
それはキッチンのときとは違って強く握られる。
「やっ、あ…待って」
チュゥッ…
先端を吸われるとビクッとなる。
「はぁっ…はぁ…」
『か、かわ…いぃ…ス』
そう呟くと体をグルリとして、今度は背中からラギー先輩の重さが伝わる。
「これよつん這い…っ!」
『はーっ、ふーっ』
カチャカチャ…
ベルトを外す音が聞こえる。
グリグリッ
「ひっ、ん!」
下着越しに伝わってくるラギー先輩の熱。
「(んんっ!これ、濡れてきちゃう…)」
何度も擦られると下着の紐に手がかかる。
「もうっ…。これじゃ着替えた意味ないじゃないですか」
スルスルと脱がされるとラギー先輩も下着を脱いだのか今度は直接割れ目を擦られる。
「ふぁぁ、…ぁっ」
シーツを掴んでその行為に耐えているとラギー先輩の指が割れ目の上にある先端を撫でる。
「んんっ!!?」
「そこ、う、後ろから撫でちゃダメです…!」
優しく何度も指を上下にされてそのまま軽くイってしまう。
「はう!…っ、ぁあ」
力を抜こうとし、呼吸を整える。
それなのに
グチュッ…
「やっ、あ、ラギー先輩?!だ、ダメ…待って」
私ので濡れたそれをそのままズプズプと挿入れてくる。
「ダメっ、ダメ…。イッたばっかりだから、またすぐ…っ」
奥に辿り着いたのと同時にまたキュッと締め付ける。
『…みゃーご』
顔は見えないけど少し不機嫌そうなラギー先輩の声がする。
「だって…こんな動物みたいにされたら…ひ、んっ!」
ラギー先輩はそれでも容赦なく中を掻き回す。
「いぁっ、あ、あっ」
ズンズンと奥を刺激してくるラギー先輩に何度も頭が白くなる。
「あっ、ふ…うんっ」
全然衰えないラギー先輩。
「(こ、これ、いつまで続くの…?)」
もう何度イッたのか分からない。
何度も体勢を変えるとラギー先輩の顔が見える。
「ラギー先輩…っ」
何も考えられなくて繋がったそこにだけ意識を集中させる。
ズプ、ズプ
「んぁぁ…ま、またィッちゃう…っ」
『っ、こら帝くん。そんな顔はオレ以外に見せないでほしいッス。…ね?』
チュッ
「っ!」
「(いつものラギー先輩…っ?)」
意識が飛ぶ前に聞いた最後の声は大好きな人の優しい声。
ビクンッ
「ぁあっ…あ、はぁ…あ、あっ…はぁ…!」
「んっ…?」
カーテンから漏れた朝日で目を覚ます。
『あっ、起きたッスか?』
「ラギー…先輩?」
隣に座ったラギー先輩が私の頭を撫でる。
「…?」
『えっと、ゴメンなさい』
「昨日のこと覚えてるんですか?」
『いや、ほとんど覚えてねえっつーか。…まあでも断片的には』
「そ、そうですか」
『起きたらここにいたんで。何となく何をしちまったのかは察したつもりッス』
そう言ってさっきよりも優しく頬を撫でられ
『泣かせてゴメン』
謝られるとツツーッと指が沿う。
「…!」
「っ、だ、大丈夫です!私も途中からあんまり記憶にないので」
『えっ、そうなんスか?』
「…はい」
『ぷははっ』
「?」
『やだなあ、帝くん。そんな真っ直ぐな目で。……けど、記憶飛ばすぐらいオレのこと求めてくれてたんスね』
「あっ!ち、違っ」
『んー?』
ラギー先輩に優しく笑いかけられる。
「も、元はと言えば昨日ラギー先輩が…!」
そう切り出して昨日の出来事をラギー先輩に告げる。
『へー。そうだったんスね。ってことは放課後にあったアイツか?それとも昼休みのアイツ…?』
眉間に皺を寄せて考えている。
「ラギー先輩…?」
『ん、それより。君には世話かけたッスね』
頬を撫でていたラギー先輩の手が止まる。
『とりあえずシャワーでも浴びてきたらどうッスか?汗掻いて気持ち悪いでしょ?』
「はっ…はい。あ、でもラギー先輩は…?」
『オレは後でいいッスよ。帝くんが入ってる間にシーツとか洗っておくんで。せめてものお詫びッス』
「ありがとうございます」
そう言って床に落ちている下着を拾う。
『うわっ…』
「?」
『その…、首と背中。染みるかもしれないッス』
「…?あっ」
鏡で背中を見ると噛み跡。
よく見たら肩の辺りには爪跡がついている。
「本当だ…」
呆気に取られ、加えてラギー先輩の一言で色々と思い出す。
「…っ」
『帝くん?』
「あ、あの。しばらくは後ろからするの無しでお願いします…」
ベッドから離れたところに落ちていたネコミミを拾い、そそくさとその部屋を出ようとする。
『…ニャオ、ニャーオ♪』
「(ん?)」
「えっと。今、何か言いました?」
『いーえ?外にいる猫の声でも聞こえたんじゃないッスか?』
「そう、ですかね…?」
『そうッスよ』
『シシシッ』といつものように笑うラギー先輩に笑い返す。
今日もまた新しい1日が始まった。
「はーい?」
放課後、寮へ戻りしばらくすると扉を叩く音がする。
ガチャ
「どちら様ですか…って。レオナ先輩と、ラギー先輩?」
レ『よお、監督生』
「いきなりどうしたんですか?」
レ『どうもこうもねえよ、ほら』
そう言ってレオナ先輩は隣にいたラギー先輩をこちらへ引き渡す。
「えっ?」
レ『こいつをオンボロ寮で一晩面倒みろ』
「ど、どうしてですか?」
その問いにため息をつきながら返される。
レ『お前、こいつと付き合ってんだろ?』
「へっ…!?」
レ『ったく。ラギーのやろう、得だと思えば誰にでもホイホイついていくからこんな変な魔法に引っ掛かるんだよ』
『手間かけさせやがって…』と続けるレオナ先輩の話を聞けば
部活が始まるまでの間に誰かの魔法にかけられていたラギー先輩は意思疎通が上手く出来なくなり、理性も時折飛びそうになるという。
レ『まあ、この程度ならすぐ元に戻してやることも出来るが…』
「?」
レ『ブロットも溜まっちまうし、明日には戻りそうだからお前が世話してやってくれよ』
そういつものポーズで笑うレオナ先輩。
「で、でもそしたらレオナ先輩の身の回りは」
レ『…てめぇ本気か?そんなのが近くにいたら昼寝もろくに出来ねえだろうが。…グルル』
今度は少し不機嫌そうに牙を剥き出しにする。
レ『それに一日ぐらいなら他のやつに世話させる。それともお前が俺の世話してくれんのか?』
そう言うと何か含んだように笑う。
「わ、わかりました…」
レ『こいつだって一応男だからな。…今は平気だが、他の寮生にあんな姿見られるよりちょっとはマシだろ』
「?」
レ『お前のところの毛玉と一緒に可愛がってくれよ?』
鼻で笑いながら手をひらひらさせ寮の敷地から出ていく。
「(最後のは、どういう意味?)」
疑問に思いながら玄関の扉を閉める。
すると
「!?」
『…』
「え、えっと。ラギー先輩?」
『?』
「(た、確かにこれは)」
後ろから腰に腕を廻されて頭をグリグリとされる。
「あ、甘えてるんですか?」
多分これは匂いを擦り付けられてる。
「…あの、本当にわからないんですか?」
『?』
ふっふっ…と息を荒らげてその行為を繰り返す。
「わっ、わかりました。わかりましたから!とりあえず部屋に入ってください!」
ラギー先輩の腕を引っ張って談話室へと入る。
皮肉にもレオナ先輩が毛玉と言っていたグリムは今日寮にはいない。
ハーツラビュル寮でエースとデュースと一緒に約束があるんだとか。
「ってことは、二人きりか…」
頭の中で思っていたことか言葉になる。
「…!」
二人きりになることやこの先は何度もあったけど改めて思い出すと顔が熱くなって、やっぱり何度経験しても恥ずかしい。
「ご、ご飯。少し早いけど、ご飯にしましょうか…!」
『みゃーご♪』
ニコニコしたラギー先輩がキッチンへと着いてくる。
「今日はそうだな。…これで」
材料を手にして作ろうとすると
パシッ
「?!」
ブンブン
手首をラギー先輩に握られ、その首を横に振っている。
「えっと、まさか作ってくれるんですか…?」
そう聞くと今度は首を縦に振る。
『(ニッ)』
「じゃ、じゃあお願いします」
ラギー先輩に返事をすると無駄なく材料を使い、ささっと夜ご飯を用意してくれる。
「("上手に意思疎通が出来ない"か…)」
さっきレオナ先輩が言っていたことを思い出す。
「(でも、今みたいにわかるときもあるのかな?)」
手際よく作るその料理を見ながらそんなことを考える。
「…わあっ、美味しそう!」
『ニャーオ♪』
ラギー先輩も満足そうに笑うから
「冷めない内に食べましょ?」
『(コクコク)』
「いただきます!」
言葉は動物言語だけど、きっと伝わってる。
そう思ってしまう。
夜ご飯を食べ終えると別々にシャワーを浴びる。
最初は洗ってあげようとしたけど、力強くシャワールームを追い出された。
とは言ってもラギー先輩は猫科だからなのか出てくるのが凄く早くて
「眠かったら先に寝ちゃっていいですからね?」
『?』
今は通じていないのか、ほかほかになってベッドの上で首を傾げている。
パタンッ
部屋から出てシャワールームに向かい、今日は長く入らないようにする。
「(ラギー先輩、明日には本当に戻るのかな。もし戻らなかったらこのままずっと一緒にいられたり…)」
ハッ!
ぼんやりと浮かんだ邪な気持ち。
「(ダメだ、ダメだ。一人でいると変なこと考えちゃう。さっさと出よう)」
そう思い、ラギー先輩の待つ部屋へと戻る。
「ふー。さっぱりした」
さっき見たラギー先輩と同じようにほかほかになって廊下を歩く。
すると
ギシッギシッ
「?」
ベッドルームのドアノブに手をかけようとすると部屋の中から軋んだ音がする。
「ラギー先輩。まだ起きてたんですか…って?!」
それは本能なのか寮服のズボンだけになったラギー先輩が枕に顔を埋めた状態で、クッションに腰を押し付けて前後に振っている。
「ラ、ラギー先輩…っ?」
『ふーっ、ふーっ』
「だ…大丈夫ですか…?!」
近付いたこちらに気が付くとゆっくりと起き上がり、右手に持っていたそれを差し出される。
「こ、これっ…!」
ラギー先輩がグイッと手渡すようにして更に突きつけられる。
「ダメですよっ!ど、何処から出してきたんですか…!」
それは新しく買った下着とマンネリしたときのために買っておいたネコミミ。
慌ててそれを受け取ると
『ニャ?』
息は荒いのに、上目遣いでこっちを見ながら頭に『?』を浮かべている。
「これは、その…」
『ニャオ、ニャーオ!』
グイグイッと胸に押し付けてくる。
「…わっ、わかりました!着替えてくればいいんですね!?」
隠し持っていた訳ではないけど、妙な恥ずかしさと罪悪感に駆られて思わずそう口にする。
『ニャオーン♪』
ベッドに座り、ラギー先輩に背を向けてその場で見えないように下着を変える。
「で、出来ました…けど」
ネコミミを付けて振り返ると、目をキラキラさせたラギー先輩が覆い被さってくる。
「わわっ」
そのままベッドに押し倒されると唇を何度かはむっとされて、首すじにキスをされる。
『ふーっ、ふーっ』
そのまま下着を持ち上げられると胸が露になる。
「!」
ペロペロ
「ふ、うっ…」
尖ったところを避けながら周りを舐められる。
「ん、ぁっ…はっあ」
いくら意思疎通の取れない理性の飛んだラギー先輩とは言え、声を聞かれるのは恥ずかしくて咄嗟に口を隠す。
『ンニャ…もっと、声』
「っ!?」
ラギー先輩の手が私の手首を掴む。
それはキッチンのときとは違って強く握られる。
「やっ、あ…待って」
チュゥッ…
先端を吸われるとビクッとなる。
「はぁっ…はぁ…」
『か、かわ…いぃ…ス』
そう呟くと体をグルリとして、今度は背中からラギー先輩の重さが伝わる。
「これよつん這い…っ!」
『はーっ、ふーっ』
カチャカチャ…
ベルトを外す音が聞こえる。
グリグリッ
「ひっ、ん!」
下着越しに伝わってくるラギー先輩の熱。
「(んんっ!これ、濡れてきちゃう…)」
何度も擦られると下着の紐に手がかかる。
「もうっ…。これじゃ着替えた意味ないじゃないですか」
スルスルと脱がされるとラギー先輩も下着を脱いだのか今度は直接割れ目を擦られる。
「ふぁぁ、…ぁっ」
シーツを掴んでその行為に耐えているとラギー先輩の指が割れ目の上にある先端を撫でる。
「んんっ!!?」
「そこ、う、後ろから撫でちゃダメです…!」
優しく何度も指を上下にされてそのまま軽くイってしまう。
「はう!…っ、ぁあ」
力を抜こうとし、呼吸を整える。
それなのに
グチュッ…
「やっ、あ、ラギー先輩?!だ、ダメ…待って」
私ので濡れたそれをそのままズプズプと挿入れてくる。
「ダメっ、ダメ…。イッたばっかりだから、またすぐ…っ」
奥に辿り着いたのと同時にまたキュッと締め付ける。
『…みゃーご』
顔は見えないけど少し不機嫌そうなラギー先輩の声がする。
「だって…こんな動物みたいにされたら…ひ、んっ!」
ラギー先輩はそれでも容赦なく中を掻き回す。
「いぁっ、あ、あっ」
ズンズンと奥を刺激してくるラギー先輩に何度も頭が白くなる。
「あっ、ふ…うんっ」
全然衰えないラギー先輩。
「(こ、これ、いつまで続くの…?)」
もう何度イッたのか分からない。
何度も体勢を変えるとラギー先輩の顔が見える。
「ラギー先輩…っ」
何も考えられなくて繋がったそこにだけ意識を集中させる。
ズプ、ズプ
「んぁぁ…ま、またィッちゃう…っ」
『っ、こら帝くん。そんな顔はオレ以外に見せないでほしいッス。…ね?』
チュッ
「っ!」
「(いつものラギー先輩…っ?)」
意識が飛ぶ前に聞いた最後の声は大好きな人の優しい声。
ビクンッ
「ぁあっ…あ、はぁ…あ、あっ…はぁ…!」
「んっ…?」
カーテンから漏れた朝日で目を覚ます。
『あっ、起きたッスか?』
「ラギー…先輩?」
隣に座ったラギー先輩が私の頭を撫でる。
「…?」
『えっと、ゴメンなさい』
「昨日のこと覚えてるんですか?」
『いや、ほとんど覚えてねえっつーか。…まあでも断片的には』
「そ、そうですか」
『起きたらここにいたんで。何となく何をしちまったのかは察したつもりッス』
そう言ってさっきよりも優しく頬を撫でられ
『泣かせてゴメン』
謝られるとツツーッと指が沿う。
「…!」
「っ、だ、大丈夫です!私も途中からあんまり記憶にないので」
『えっ、そうなんスか?』
「…はい」
『ぷははっ』
「?」
『やだなあ、帝くん。そんな真っ直ぐな目で。……けど、記憶飛ばすぐらいオレのこと求めてくれてたんスね』
「あっ!ち、違っ」
『んー?』
ラギー先輩に優しく笑いかけられる。
「も、元はと言えば昨日ラギー先輩が…!」
そう切り出して昨日の出来事をラギー先輩に告げる。
『へー。そうだったんスね。ってことは放課後にあったアイツか?それとも昼休みのアイツ…?』
眉間に皺を寄せて考えている。
「ラギー先輩…?」
『ん、それより。君には世話かけたッスね』
頬を撫でていたラギー先輩の手が止まる。
『とりあえずシャワーでも浴びてきたらどうッスか?汗掻いて気持ち悪いでしょ?』
「はっ…はい。あ、でもラギー先輩は…?」
『オレは後でいいッスよ。帝くんが入ってる間にシーツとか洗っておくんで。せめてものお詫びッス』
「ありがとうございます」
そう言って床に落ちている下着を拾う。
『うわっ…』
「?」
『その…、首と背中。染みるかもしれないッス』
「…?あっ」
鏡で背中を見ると噛み跡。
よく見たら肩の辺りには爪跡がついている。
「本当だ…」
呆気に取られ、加えてラギー先輩の一言で色々と思い出す。
「…っ」
『帝くん?』
「あ、あの。しばらくは後ろからするの無しでお願いします…」
ベッドから離れたところに落ちていたネコミミを拾い、そそくさとその部屋を出ようとする。
『…ニャオ、ニャーオ♪』
「(ん?)」
「えっと。今、何か言いました?」
『いーえ?外にいる猫の声でも聞こえたんじゃないッスか?』
「そう、ですかね…?」
『そうッスよ』
『シシシッ』といつものように笑うラギー先輩に笑い返す。
今日もまた新しい1日が始まった。
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