勝己短編
名前変換が必要な場合はどうぞ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
バイト先の先輩とお付き合い出来たと思ったら、付き合ってるつもりはないとか訳の分からない事を言われて友達とヤケ酒して、今すぐ来て!って居酒屋の場所を送ったら迎えに来てくれた勝己はめちゃくちゃ嫌そうな顔をしている。
でも友達にこいつ連れて帰る、って言って私の荷物を持ってくれるし何だかんだでちゃんと家まで送ってくれるから優しいと思う。
「酒強くねぇんだから飲み過ぎんなって言ってんだろカス」
「うー、だってぇ!」
飲むキッカケを話してる間も、適当な相槌に見えてちゃんと聞いてくれているのは分かってる。
家まで送り届けてくれる途中に寄ったコンビニで水とか買ってくれるし、誤解されがちで割と優しいんだよね、なんて言ってやらないけど。
「はー、でもキスだけで良かった、まだ引き返せる……」
「は?クズとキスしたのかよ」
「えっちしてたら完全ハマってた、セフレ確定じゃん」
家に着いて水を飲みながら、単純な性格だからさ、と笑う。
結局こうやって、何かあるたびに勝己の優しさに甘えてしまうのも良くないとは分かってるけど
「抱けば良いんか」
「ん?」
「抱いたらハマってくれンだろ」
腰掛けてるのはベット、隣には勝己のドアップ。
悪戯に笑う顔が、やけに艶っぽい。
「もー、冗談はやめてよね」
「冗談じゃなけりゃ良いんだろ?」
「……本気?」
「おー」
軽い力で押されてベットに沈む。え、嘘でしょ。
「いや、まぁ、これ、えっ、嫌じゃない気がするどうしよ」
上手い言葉が出てこなくてわたわたしていると、勝己はぶはっと笑っている。あ、その顔かわいい。
「嫌じゃねーんなら、イイよな?」
「よ、よろしくお願いします……?」
そしたらもう、それはもう優しく丁寧に食べられてしまって。どこもかしこも甘ったるく愛されて。
普段の勝己からは考えられないくらいに丁寧で、こんなの前から私のこと好きなのかも、と思ってしまう。
「言っとくけど」
「なぁに」
「冗談でも勢いでもねぇから」
「もう一声」
「……好きだって言ってんだよ!」
翌朝、顔を真っ赤にしてそんな事を言うもんだから、胸の奥がきゅーんとしてたまらなくて抱きしめた。あぁ、これはもう、ダメなやつだ。いつだって最後に勝己を求める時点で、気付くべきだった
なんだ、ずっと、両思いだったんだ、なんて。
でも友達にこいつ連れて帰る、って言って私の荷物を持ってくれるし何だかんだでちゃんと家まで送ってくれるから優しいと思う。
「酒強くねぇんだから飲み過ぎんなって言ってんだろカス」
「うー、だってぇ!」
飲むキッカケを話してる間も、適当な相槌に見えてちゃんと聞いてくれているのは分かってる。
家まで送り届けてくれる途中に寄ったコンビニで水とか買ってくれるし、誤解されがちで割と優しいんだよね、なんて言ってやらないけど。
「はー、でもキスだけで良かった、まだ引き返せる……」
「は?クズとキスしたのかよ」
「えっちしてたら完全ハマってた、セフレ確定じゃん」
家に着いて水を飲みながら、単純な性格だからさ、と笑う。
結局こうやって、何かあるたびに勝己の優しさに甘えてしまうのも良くないとは分かってるけど
「抱けば良いんか」
「ん?」
「抱いたらハマってくれンだろ」
腰掛けてるのはベット、隣には勝己のドアップ。
悪戯に笑う顔が、やけに艶っぽい。
「もー、冗談はやめてよね」
「冗談じゃなけりゃ良いんだろ?」
「……本気?」
「おー」
軽い力で押されてベットに沈む。え、嘘でしょ。
「いや、まぁ、これ、えっ、嫌じゃない気がするどうしよ」
上手い言葉が出てこなくてわたわたしていると、勝己はぶはっと笑っている。あ、その顔かわいい。
「嫌じゃねーんなら、イイよな?」
「よ、よろしくお願いします……?」
そしたらもう、それはもう優しく丁寧に食べられてしまって。どこもかしこも甘ったるく愛されて。
普段の勝己からは考えられないくらいに丁寧で、こんなの前から私のこと好きなのかも、と思ってしまう。
「言っとくけど」
「なぁに」
「冗談でも勢いでもねぇから」
「もう一声」
「……好きだって言ってんだよ!」
翌朝、顔を真っ赤にしてそんな事を言うもんだから、胸の奥がきゅーんとしてたまらなくて抱きしめた。あぁ、これはもう、ダメなやつだ。いつだって最後に勝己を求める時点で、気付くべきだった
なんだ、ずっと、両思いだったんだ、なんて。
9/9ページ
