焦凍短編
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最近、距離感がバグってるな、と思う。開いた身長差のせいもあるけど、声を聞くために頬を寄せてくる瞬間、少しどきっとしてしまうのがくやしい。
「近いよ」
「だって、なまえちゃんの声は聞き逃したくねぇから」
小さなつぶやきも、ひとりごとも、全部。なんて笑う。
とろけてしまいそうなほど甘い顔で言うものだから、文句も言えずにいつも言われるがままなのだけれど。
「でも、聞く前に言うことがあるんじゃないの……?」
今日、やっと、言いたいことを言ってみた。どきどきと高鳴る心臓がうるさい。
「言うこと?」
「……なんで、私の声が聞きたいか、ってこと」
「知りたいから」
「なんで」
「気になるから」
「なんで」
質問を繰り返しても、嫌な顔ひとつせずに答えてくれる。
そうしてやっと気付いたとでも言うように、ぱぁっととびきりの笑顔で私を抱きしめる。
「好きだからだ。なまえちゃんが好きだから」
「ちょ、くるし、」
「好きだ。だから側にいたい」
なんだ、簡単なことだったんだな、と笑う彼は本当に嬉しそうだった。その気持ちに名前がついても少しも困っていないし、同じ気持ちが返ってくると信じて疑っていない。
「なまえちゃんも、俺のこと好きだよな?」
「えっと、……すき、だけど」
「両想いだ」
そのまま持ち上げられてくるくる回り出した時は流石に驚いたけれど。
これからもっとどきどきすることが増えて行くんだろうな、と抱き留められた腕の中で少し、私も笑った。
「近いよ」
「だって、なまえちゃんの声は聞き逃したくねぇから」
小さなつぶやきも、ひとりごとも、全部。なんて笑う。
とろけてしまいそうなほど甘い顔で言うものだから、文句も言えずにいつも言われるがままなのだけれど。
「でも、聞く前に言うことがあるんじゃないの……?」
今日、やっと、言いたいことを言ってみた。どきどきと高鳴る心臓がうるさい。
「言うこと?」
「……なんで、私の声が聞きたいか、ってこと」
「知りたいから」
「なんで」
「気になるから」
「なんで」
質問を繰り返しても、嫌な顔ひとつせずに答えてくれる。
そうしてやっと気付いたとでも言うように、ぱぁっととびきりの笑顔で私を抱きしめる。
「好きだからだ。なまえちゃんが好きだから」
「ちょ、くるし、」
「好きだ。だから側にいたい」
なんだ、簡単なことだったんだな、と笑う彼は本当に嬉しそうだった。その気持ちに名前がついても少しも困っていないし、同じ気持ちが返ってくると信じて疑っていない。
「なまえちゃんも、俺のこと好きだよな?」
「えっと、……すき、だけど」
「両想いだ」
そのまま持ち上げられてくるくる回り出した時は流石に驚いたけれど。
これからもっとどきどきすることが増えて行くんだろうな、と抱き留められた腕の中で少し、私も笑った。
