焦凍短編
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高校も卒業して、これから各々忙しくなるし今までみたいに過ごす時間はなくなるんだろうな、なんて思っていた。
けど轟くんは変わらず不思議なLINEを送ってくれる。
言葉もなしに写真だけだったり、ご飯を食べているのか、これ好きだったよな、なんて送られてくることもあった。
それに返事をしたりしなかったりしながら、私も何でもないメッセージを送って、会う頻度は減ったけれど変わらずやり取りをしているのは轟くんだけだった。
テレビで活躍を見たり、本当に時々だけど通話をしたり。今帰り道だと言う轟くんと久しぶりに通話しながら、そう言えばみんなはどう?なんて聞いたら、緑谷や飯田とは時々連絡を取るけど、と歯切れの悪い言葉が返ってくる。
「あの、さ」
「どうしたの」
「用事ないのに連絡するのって、やっぱり迷惑なのか」
「どう言うこと?」
毎日のように連絡するのも、声が聞きたいのも、なまえちゃんだけなんだ。だから思い立ったら連絡してる、なんて。
「今聞かれて思い返したけど、他のやつにこんなに連絡しないし、迷惑だったりすんのかなって」
「迷惑では、ない、けど……」
それってつまり、轟くんは私を気にかけてくれていて、私と話したいと思ってくれていて。
「私とは何でもない話もしたいって思ってくれてるんだよね?」
「話したい。もっと一緒に過ごしてぇと思ってる」
「……私もだよ」
意を決して言えば、途端に嬉しそうな声で轟くんが笑う。
「じゃあ、今から会いに行ってもいいか?」
「も、もうパジャマですっぴんだし……!」
「学校ではいつも化粧してなかっただろ?それになまえちゃんはパジャマでもかわいい」
「か、かわ、」
「ん?」
「かわいい、っておもっててくれたの……」
「言ったことなかったっけ」
「初めて聞いたよ……!!」
「かわいい。声もかわいいし、飯食ってる時もかわいいなって思ってた」
「い、いい!もう言わなくていいから!!」
顔から火が出そうなほど真っ赤になっている自信しかない。
あの轟くんが、私なんかを、かわいいって?そんなことあるはずない。
「かわいいし、いろんなところが好きだと思ってる」
「ちょ、ちょっと待って、頭が追いつかないよ!」
「だから、」
その時、ピンポンとアパートのインターフォンが鳴る。
スピーカーと扉越しの声が、重なった。
「会いたいから、会いに来ちまった」
「まっ、えっ、」
「中、入れてくれるよな」
真っ赤な顔を見てかわいいと撫でられ、いつだって突然で言葉が足りない彼が、いかに私を好きか、どんな私が好きかを語ってくれて。どきどきが止まらなくて大変だったけれど。
遠慮なく連絡したいから、恋人になってくれ、なんて。不思議な口説き文句に笑ってしまったのは、ここだけの話。
けど轟くんは変わらず不思議なLINEを送ってくれる。
言葉もなしに写真だけだったり、ご飯を食べているのか、これ好きだったよな、なんて送られてくることもあった。
それに返事をしたりしなかったりしながら、私も何でもないメッセージを送って、会う頻度は減ったけれど変わらずやり取りをしているのは轟くんだけだった。
テレビで活躍を見たり、本当に時々だけど通話をしたり。今帰り道だと言う轟くんと久しぶりに通話しながら、そう言えばみんなはどう?なんて聞いたら、緑谷や飯田とは時々連絡を取るけど、と歯切れの悪い言葉が返ってくる。
「あの、さ」
「どうしたの」
「用事ないのに連絡するのって、やっぱり迷惑なのか」
「どう言うこと?」
毎日のように連絡するのも、声が聞きたいのも、なまえちゃんだけなんだ。だから思い立ったら連絡してる、なんて。
「今聞かれて思い返したけど、他のやつにこんなに連絡しないし、迷惑だったりすんのかなって」
「迷惑では、ない、けど……」
それってつまり、轟くんは私を気にかけてくれていて、私と話したいと思ってくれていて。
「私とは何でもない話もしたいって思ってくれてるんだよね?」
「話したい。もっと一緒に過ごしてぇと思ってる」
「……私もだよ」
意を決して言えば、途端に嬉しそうな声で轟くんが笑う。
「じゃあ、今から会いに行ってもいいか?」
「も、もうパジャマですっぴんだし……!」
「学校ではいつも化粧してなかっただろ?それになまえちゃんはパジャマでもかわいい」
「か、かわ、」
「ん?」
「かわいい、っておもっててくれたの……」
「言ったことなかったっけ」
「初めて聞いたよ……!!」
「かわいい。声もかわいいし、飯食ってる時もかわいいなって思ってた」
「い、いい!もう言わなくていいから!!」
顔から火が出そうなほど真っ赤になっている自信しかない。
あの轟くんが、私なんかを、かわいいって?そんなことあるはずない。
「かわいいし、いろんなところが好きだと思ってる」
「ちょ、ちょっと待って、頭が追いつかないよ!」
「だから、」
その時、ピンポンとアパートのインターフォンが鳴る。
スピーカーと扉越しの声が、重なった。
「会いたいから、会いに来ちまった」
「まっ、えっ、」
「中、入れてくれるよな」
真っ赤な顔を見てかわいいと撫でられ、いつだって突然で言葉が足りない彼が、いかに私を好きか、どんな私が好きかを語ってくれて。どきどきが止まらなくて大変だったけれど。
遠慮なく連絡したいから、恋人になってくれ、なんて。不思議な口説き文句に笑ってしまったのは、ここだけの話。
