焦凍短編
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学生時代に買った安物のペアリングは耐火素材でもないので割と速攻壊れてしまってめちゃくちゃ謝られたけど、暫くは無駄遣いが出来ないと言われ大学生が背伸びしたくらいのペアリングを渡される。が、何故か両方渡されて「なんで」ってなる。
「そこにあったら無事に帰れる気がすんだ」って言われるから焦凍の分は首からかけるようにする。
「身に付けなくてもいい」って言われるけど「首輪みたいなもんだよ」って返す。離さないで。お互いにね。
たまに休みの日につけたりはするけど基本的には紗良がいつも持っていて、耐個性仕様・特に火力が高い焦凍が身に着けられるリングとなると相応のお値段がするので難しいなと思いつつちまちまとお金を貯めることにした紗良。
漸くリング1本分のお金が貯まったので焦氷のサイズでリングを買うんだけど、ペアではない。2本買う余裕はない。
「……1本しかないから、婚約指輪みたいになっちゃったけど」
なんて少し笑いながら焦凍に耐火素材のシンプルなリングを渡す。
「プロポーズされちまったな」
なんてやわらかく笑ってくれるものだから、うれしくて、たのしくて、焦凍の薬指にリングを通してあげる紗良。
「ありがとう、大事にする」
「一応壊れないと思うけど、出動の時は置いていってね」
「いやだ」
そしてその後インタビューに映る左手薬指の指輪に、今まで浮いた話がなかったからか「ショート結婚か!!」なんて記事がデカデカと雑誌に躍るやつ。
「そこにあったら無事に帰れる気がすんだ」って言われるから焦凍の分は首からかけるようにする。
「身に付けなくてもいい」って言われるけど「首輪みたいなもんだよ」って返す。離さないで。お互いにね。
たまに休みの日につけたりはするけど基本的には紗良がいつも持っていて、耐個性仕様・特に火力が高い焦凍が身に着けられるリングとなると相応のお値段がするので難しいなと思いつつちまちまとお金を貯めることにした紗良。
漸くリング1本分のお金が貯まったので焦氷のサイズでリングを買うんだけど、ペアではない。2本買う余裕はない。
「……1本しかないから、婚約指輪みたいになっちゃったけど」
なんて少し笑いながら焦凍に耐火素材のシンプルなリングを渡す。
「プロポーズされちまったな」
なんてやわらかく笑ってくれるものだから、うれしくて、たのしくて、焦凍の薬指にリングを通してあげる紗良。
「ありがとう、大事にする」
「一応壊れないと思うけど、出動の時は置いていってね」
「いやだ」
そしてその後インタビューに映る左手薬指の指輪に、今まで浮いた話がなかったからか「ショート結婚か!!」なんて記事がデカデカと雑誌に躍るやつ。
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