弔短編
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――満たされたいと思うのは、そんなに残酷なことなのだろうか。
「キスしたいって、触れたいって思うのは悪いことなの?」
「いやだ、好きだから、触れたくない。守りたいんだ」
「わたし、そんなにわがままなこと言ってるかな」
「全部俺のわがまま。なまえちゃんは何も悪くない。だって世界で一番愛してるから」
ゲーム機に、ティーカップ、彼が触れる全てに嫉妬する自分が嫌。
私の好きな食べ物も、花も、何もかも知っているくせに、互いに体温だけは知らずにいる。
幾度と振り払われる。唯一知っているのは手袋越しの小指だけ。君を知らずに、欲だけが育っていく。
ボロボロの家屋で、一番マシなソファーを譲ってくれても一緒には眠ってくれない。
寒くて震えても抱きしめてさえくれない。
それでもかさついたくちびるは愛を唄うし、優しい瞳は私をみつめてとろけていく。どうしようもなく愛おしくて、どうしようもなく惨めだった。
愛してるなんて使い古された言葉はいらない。
ただ、君にあいされてみたかった。
「キスしたいって、触れたいって思うのは悪いことなの?」
「いやだ、好きだから、触れたくない。守りたいんだ」
「わたし、そんなにわがままなこと言ってるかな」
「全部俺のわがまま。なまえちゃんは何も悪くない。だって世界で一番愛してるから」
ゲーム機に、ティーカップ、彼が触れる全てに嫉妬する自分が嫌。
私の好きな食べ物も、花も、何もかも知っているくせに、互いに体温だけは知らずにいる。
幾度と振り払われる。唯一知っているのは手袋越しの小指だけ。君を知らずに、欲だけが育っていく。
ボロボロの家屋で、一番マシなソファーを譲ってくれても一緒には眠ってくれない。
寒くて震えても抱きしめてさえくれない。
それでもかさついたくちびるは愛を唄うし、優しい瞳は私をみつめてとろけていく。どうしようもなく愛おしくて、どうしようもなく惨めだった。
愛してるなんて使い古された言葉はいらない。
ただ、君にあいされてみたかった。
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