日常
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lilac店内にて
チリンチリン
22時35分
お客さんももう来なさそうだし少し早めに切り上げようかと思った矢先、もう何度聴いたか分からないドアベルの音がした
「あ…すいませ〜ん…もう閉店時間でしたか…?」
振り返ると申し訳なさそうに確認してくるサラサラヘアーのお兄さんと隣で物珍しそうにキョロキョロと辺りを見回す天然パーマのお兄さんがいた
『いえ!まだ大丈夫ですよ。いつも23時までやってるので』
「じゃあ滑り込みセーフってことだ」
『ふふっ
そうなりますね。さ、お好きな席へどうぞ』
「だってさ、ほら、陣平ちゃん」
「あ?おー」
店内へと示せば2人はカウンター席へ座ってくる
2人の注文が決まるまで食器洗い等を済ませていると「お姉さーん」と私を呼ぶ声が聞こえた
『お決まりですか?』
「うん。アイスコーヒー2つとフルーツタルト1つ。…陣平ちゃんは?」
「……ガトーショコラ」
『かしこまりました。少々お待ちくださいね』
━━━━━━━━━━
『お待たせしました。アイスコーヒー2つとフルーツタルト、それからガトーショコラです』
「ありがとう。わぁ〜!美味しそうだ
全部お姉さん1人で作ってんの?」
お礼を言いながらも話を広げてくれるサラサラヘアーのお兄さん
天然パーマのお兄さんは黙々とガトーショコラを食べている
『はい!このお店も1人で経営してるので』
「そっかそっか、大変だね〜」
『でもこうやってお客さんとお話できるのは嬉しいので、毎日楽しいんですよ』
「へぇ〜…偉いねぇ」
なんて談笑していると
カチャ
と食器を置くような音
視線を向けると既にガトーショコラを食べ終えた天然パーマのお兄さんがじっとこちらを見ていた
その視線の意味がわからず
『…あの…??どうかしましたか?』
と聞けば
「……美味かった」
と一言
『…!良かったです!』
食べてる時なんのリアクションも無かったから口に合わなかったのかと心配していたのだがどうやら杞憂だったらしい
「へー…なるほどね…ところでお姉さんお名前は?」
何がなるほどなのかは全く分からないがそういえば名乗っていなかったことを思い出し慌てて自己紹介する
『ああ…!杉野 菫といいます。お二人のお名前も聞いていいですか?』
「菫ちゃんね、よろしく〜。俺は萩原研二。気軽に研二君て呼んでよ」
「…松田陣平だ。ま、よろしくな。菫」
サラサラヘアーのお兄さんは萩原研二さん
天然パーマのお兄さんは松田陣平さんというらしい
しかし、うーん…研二君は本人が言っていたから良いにしても松田陣平さんはなんて呼んだらいいんだろう…
『はい!よろしくお願いしますね!研二君と…松田さん…?』
「ブフッ…陣平ちゃん…」
「………」
「イッタ!殴る事ねーだろ…」
「…俺も下呼びでいい」
『わかりました。じゃあ、陣平君で』
「おう」
とまあそんなこんなで話していると彼らは私の1つ年上で警察学校に入っていることを知った
「どーせ1つしか違わないんだからタメでいいよ〜」との事だったので少しずつ慣らしていくことにした
楽しく会話していると気付いた時には23時50分
1時間以上話し込んでしまったらしい
楽しい時間てあっという間だなぁなんて思っていると帰る支度をしていた陣平君が
「長居して悪かったな」と言ってきたので
『全然!楽しかったから大丈夫!』と伝えたら陣平君は「フッ」と笑って研二君の方へと歩いて行った
見送りをするために私もその後を追う
「また来るから」とのお言葉を頂き店前で別れる
いつも楽しいけれど今日はまた一段と楽しい1日だったなぁと思いながら私も閉店作業と帰宅(上に上がる)準備をした
チリンチリン
22時35分
お客さんももう来なさそうだし少し早めに切り上げようかと思った矢先、もう何度聴いたか分からないドアベルの音がした
「あ…すいませ〜ん…もう閉店時間でしたか…?」
振り返ると申し訳なさそうに確認してくるサラサラヘアーのお兄さんと隣で物珍しそうにキョロキョロと辺りを見回す天然パーマのお兄さんがいた
『いえ!まだ大丈夫ですよ。いつも23時までやってるので』
「じゃあ滑り込みセーフってことだ」
『ふふっ
そうなりますね。さ、お好きな席へどうぞ』
「だってさ、ほら、陣平ちゃん」
「あ?おー」
店内へと示せば2人はカウンター席へ座ってくる
2人の注文が決まるまで食器洗い等を済ませていると「お姉さーん」と私を呼ぶ声が聞こえた
『お決まりですか?』
「うん。アイスコーヒー2つとフルーツタルト1つ。…陣平ちゃんは?」
「……ガトーショコラ」
『かしこまりました。少々お待ちくださいね』
━━━━━━━━━━
『お待たせしました。アイスコーヒー2つとフルーツタルト、それからガトーショコラです』
「ありがとう。わぁ〜!美味しそうだ
全部お姉さん1人で作ってんの?」
お礼を言いながらも話を広げてくれるサラサラヘアーのお兄さん
天然パーマのお兄さんは黙々とガトーショコラを食べている
『はい!このお店も1人で経営してるので』
「そっかそっか、大変だね〜」
『でもこうやってお客さんとお話できるのは嬉しいので、毎日楽しいんですよ』
「へぇ〜…偉いねぇ」
なんて談笑していると
カチャ
と食器を置くような音
視線を向けると既にガトーショコラを食べ終えた天然パーマのお兄さんがじっとこちらを見ていた
その視線の意味がわからず
『…あの…??どうかしましたか?』
と聞けば
「……美味かった」
と一言
『…!良かったです!』
食べてる時なんのリアクションも無かったから口に合わなかったのかと心配していたのだがどうやら杞憂だったらしい
「へー…なるほどね…ところでお姉さんお名前は?」
何がなるほどなのかは全く分からないがそういえば名乗っていなかったことを思い出し慌てて自己紹介する
『ああ…!杉野 菫といいます。お二人のお名前も聞いていいですか?』
「菫ちゃんね、よろしく〜。俺は萩原研二。気軽に研二君て呼んでよ」
「…松田陣平だ。ま、よろしくな。菫」
サラサラヘアーのお兄さんは萩原研二さん
天然パーマのお兄さんは松田陣平さんというらしい
しかし、うーん…研二君は本人が言っていたから良いにしても松田陣平さんはなんて呼んだらいいんだろう…
『はい!よろしくお願いしますね!研二君と…松田さん…?』
「ブフッ…陣平ちゃん…」
「………」
「イッタ!殴る事ねーだろ…」
「…俺も下呼びでいい」
『わかりました。じゃあ、陣平君で』
「おう」
とまあそんなこんなで話していると彼らは私の1つ年上で警察学校に入っていることを知った
「どーせ1つしか違わないんだからタメでいいよ〜」との事だったので少しずつ慣らしていくことにした
楽しく会話していると気付いた時には23時50分
1時間以上話し込んでしまったらしい
楽しい時間てあっという間だなぁなんて思っていると帰る支度をしていた陣平君が
「長居して悪かったな」と言ってきたので
『全然!楽しかったから大丈夫!』と伝えたら陣平君は「フッ」と笑って研二君の方へと歩いて行った
見送りをするために私もその後を追う
「また来るから」とのお言葉を頂き店前で別れる
いつも楽しいけれど今日はまた一段と楽しい1日だったなぁと思いながら私も閉店作業と帰宅(上に上がる)準備をした
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