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新一とコナン②

「お母さん!!」

服部がトイレ行くと言ってたったほんのちょっとした後でコナンの声と共に駆けてくるコナンが現れた……。

「どうしたの?」
「誰かいる……」

母さんの影に隠れて、もじもしするコナンの目線にはトイレから戻ってきた服部の姿があった……。

「トイレから出て来たら、丁度そのガキとおうてな…」
「ガキじゃないもん!!」

服部が説明しながら戻ってきた言葉に反応したコナンが母さんの陰から服部のガキという言葉に歯向かっていた…。

そんなコナンを見た俺は笑い、コナンに顔を近付けると言った…。

「コナン、紹介するよ……兄ちゃんの友達で、大阪に住んでる服部平次…ほら、この間この辺りで事件あっただろ?その時にあったんだよ…」
「友達…??」

俺の説明を聞いたコナンが恐る恐る聞いて来た……。

目線を静かに服部に向けると、服部は…片手を挙げた…。

「よっ…ま、そういうこっちゃ…よろしゅうな……」
「変なしゃべり方…」
「何やと!!」

大阪弁を聞き慣れていないコナンは冷静を取り戻した時…ポツリと言った…。

当然、大阪弁をバカにされた服部はムッとしてコナンに言い返していた……。

そのせいで、一気に目が覚めてしまったコナンを合わせて朝食を食べていた時……。

「ちゅーわけでな、俺と工藤はその犯人を取り押さえたったんや……どや、かっこええやろ?坊主…」

朝食を食べながら、この間起こった事件を事細かに語る服部に父さんや母さんは感心していたが、コナンは長々語る服部に話しを聞かされて、うんざりしていた…。

「兄ちゃんの友達……煩いね……」
「何やと…せっかく俺と工藤の勇姿を聞かせてやったっちゅうに…こんなんで飽きるやなんて、まだまだガキやのー…」
「ガキじゃないよっ!!」

今日、何度目かの服部のガキ扱いに…コナンは口を膨らませて黙々とご飯を食べていた……。

「僕もう、一人で寝れるもん!!」
「我慢の話をしとんのや!」
「まあまあ、服部……コナンにはまだ早いって……」

俺は終始つきそうもない服部とコナンの間を挟んで止めた…。

「所で服部……今日泊まってくんだろ?」
「ああ、そのつもりや…世話んなんで~」

その言葉にまたしてもコナンの声が飛びかかる…。

「今日…泊まるの?兄ちゃんの友達…」
「せやで~~心配すんなや…風呂いれたったるさかい!!」

ニヤつきながら、コナンの問いに答える服部だったけど……コナンはムッとしながら叫んでいた…。

「絶対やだーーー!!」
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