新一とコナン②
新一に博士と哀ちゃんを呼んで来る様に頼んだ後、私はハンバーグ作りに取り掛かった…。
玉葱のみじん切りをしている横でコナン君は顔を覗かせて見ていた…。
「コナン君、危ないから少し離れててね…」
「うん!!」
そう返事するものの、なかなか私のそばから離れようとしないコナン君に、私は顔を近づけて言った。
「手伝ってもらう時呼ぶから、椅子に座ってて…」
「蘭ね~ちゃん…泣いてるの??」
「えっ??」
そう言って、私の顔を覗き込むコナン君の言葉で慌てて目頭を拭う……。
「僕のせい??ごめんね……」
自分のせいで私が泣いてると思ったコナン君が心配な面持ちで私の瞳を覗いていた……。
「違うの…玉葱切るとね、涙が出るのよ…だから、コナン君のせいじゃないから心配しないで……」
「玉葱…?」
そう言って、まな板の上にある玉葱を見ていたコナン君に私は言った…。
「コナン君は目、大丈夫??」
「そういえば…ちょっと痛いかも…」
そう言うコナン君の目頭を拭うと、椅子に座らせた…。
「少しだけ待っててね…」
「うん!!」
台所に戻ると、残りの材料と先程切った玉葱をボールに入れて…コナン君の所に持って行った。
コナン君を椅子の上に立たせると、コナン君が待ちに待っていたこねる作業を始めた…。
「コナン君、お待たせ…いい?見ててね…こうやってこの中に入ってる材料を手でこねるの…やって見て…」
「うん!!」
私の真似をしながら、コナン君はその小さな手で一生懸命ボールに入った材料をこねていた…。
「こう??」
「そうよ、いっぱいこねてね…美味しくなるから…」
私はコナン君の作業を見つつ…そんなコナン君の懸命さに少し微笑んでいた…。
「うわー、ベタベタ…ハハッ……」
そう言いながら、コナン君は自分の手を広げて見ていた…そして、ある程度こねた後…今度はハンバーグの形作りを教え始めた…。
「コナン君、今度はこうやって、形を作るのよ…パンパンして…」
「うーん…あっ……」
少し難しかったらしく…コナン君は右手から左手に受け渡す時…ハンバーグを床に落としてしまった…。
「ごめんなさい…」
「いいの、まだ材料あるから…この上でやれば落としても大丈夫よ…」
そう言って、コナン君の手元にボールを置いてハンバーグ作りを再開した……。
「上手、上手!」
「本当~??」
「うん、本当~!!」
慣れてきたのか、コナン君は今度は上手く右手から左手にハンバーグを受け渡していた…。
全て材料が形になったのを見て私はコナン君に言った…。
「上手に出来たね…コナン君のお陰よ…ありがとう…」
そう言う私の言葉にコナン君は満面の笑みで微笑んでいた…。
ハンバーグを焼き始めた私の横で、お皿を準備しながら段々と焼き色が付き始めたハンバーグを興味津々に見ていた…。
「わぁ~いい色~~」
「もうすぐ出来るからね、コナン君…」
「うん!!」
そう言って、ハンバーグを焼いている私の横でコナン君は瞳を輝かせて見ていると…新一が博士と哀ちゃんを連れて戻ってきた…。
「よっ…」
「お帰り…」
「すまんの…蘭君…ワシらまでご馳走になって…」
「いいのよ…博士座って…哀ちゃんも…」
そう言いながら、私は哀ちゃんと博士を座るように誘導した…。
その間も、コナン君は私のお手伝いをしてくれた…私がお皿に盛り付けたハンバーグをテーブルに運んでくれたり、皆の分のお箸を配ってくれたり…。
そんなコナン君に私は何度も"ありがとう"と言うと、コナン君は決まって笑顔を返してくれた…。
そんなコナン君が可愛くて…私も微笑み返していた…そして皆揃った所で、コナン君と一緒に作ったハンバーグの夕飯を食べ始めた…。
玉葱のみじん切りをしている横でコナン君は顔を覗かせて見ていた…。
「コナン君、危ないから少し離れててね…」
「うん!!」
そう返事するものの、なかなか私のそばから離れようとしないコナン君に、私は顔を近づけて言った。
「手伝ってもらう時呼ぶから、椅子に座ってて…」
「蘭ね~ちゃん…泣いてるの??」
「えっ??」
そう言って、私の顔を覗き込むコナン君の言葉で慌てて目頭を拭う……。
「僕のせい??ごめんね……」
自分のせいで私が泣いてると思ったコナン君が心配な面持ちで私の瞳を覗いていた……。
「違うの…玉葱切るとね、涙が出るのよ…だから、コナン君のせいじゃないから心配しないで……」
「玉葱…?」
そう言って、まな板の上にある玉葱を見ていたコナン君に私は言った…。
「コナン君は目、大丈夫??」
「そういえば…ちょっと痛いかも…」
そう言うコナン君の目頭を拭うと、椅子に座らせた…。
「少しだけ待っててね…」
「うん!!」
台所に戻ると、残りの材料と先程切った玉葱をボールに入れて…コナン君の所に持って行った。
コナン君を椅子の上に立たせると、コナン君が待ちに待っていたこねる作業を始めた…。
「コナン君、お待たせ…いい?見ててね…こうやってこの中に入ってる材料を手でこねるの…やって見て…」
「うん!!」
私の真似をしながら、コナン君はその小さな手で一生懸命ボールに入った材料をこねていた…。
「こう??」
「そうよ、いっぱいこねてね…美味しくなるから…」
私はコナン君の作業を見つつ…そんなコナン君の懸命さに少し微笑んでいた…。
「うわー、ベタベタ…ハハッ……」
そう言いながら、コナン君は自分の手を広げて見ていた…そして、ある程度こねた後…今度はハンバーグの形作りを教え始めた…。
「コナン君、今度はこうやって、形を作るのよ…パンパンして…」
「うーん…あっ……」
少し難しかったらしく…コナン君は右手から左手に受け渡す時…ハンバーグを床に落としてしまった…。
「ごめんなさい…」
「いいの、まだ材料あるから…この上でやれば落としても大丈夫よ…」
そう言って、コナン君の手元にボールを置いてハンバーグ作りを再開した……。
「上手、上手!」
「本当~??」
「うん、本当~!!」
慣れてきたのか、コナン君は今度は上手く右手から左手にハンバーグを受け渡していた…。
全て材料が形になったのを見て私はコナン君に言った…。
「上手に出来たね…コナン君のお陰よ…ありがとう…」
そう言う私の言葉にコナン君は満面の笑みで微笑んでいた…。
ハンバーグを焼き始めた私の横で、お皿を準備しながら段々と焼き色が付き始めたハンバーグを興味津々に見ていた…。
「わぁ~いい色~~」
「もうすぐ出来るからね、コナン君…」
「うん!!」
そう言って、ハンバーグを焼いている私の横でコナン君は瞳を輝かせて見ていると…新一が博士と哀ちゃんを連れて戻ってきた…。
「よっ…」
「お帰り…」
「すまんの…蘭君…ワシらまでご馳走になって…」
「いいのよ…博士座って…哀ちゃんも…」
そう言いながら、私は哀ちゃんと博士を座るように誘導した…。
その間も、コナン君は私のお手伝いをしてくれた…私がお皿に盛り付けたハンバーグをテーブルに運んでくれたり、皆の分のお箸を配ってくれたり…。
そんなコナン君に私は何度も"ありがとう"と言うと、コナン君は決まって笑顔を返してくれた…。
そんなコナン君が可愛くて…私も微笑み返していた…そして皆揃った所で、コナン君と一緒に作ったハンバーグの夕飯を食べ始めた…。