新一とコナン②
「じゃあ、新一…後の事はよろしくね!!」
「明後日には帰るからな…」
そう言って、父さんと母さんは俺とコナンに向かって言った…。
学校から帰ると、父さんと母さんは仕事で今日から三日間…ロスに行く報告を受けた…その為、俺とコナンは留守番する事になり、二人を送り出していた…。
「ああ、分かった!行ってらっしゃい!!」
「コナンちゃん、良い子にしてるのよ??」
「うん!!大丈夫だよ、お土産買って来てね!!」
母さんの問いかけに、明るく答えるコナンに安心したのか、父さんと母さんは微笑みながら、ロスに向けて出発した…。
ドアがしまった瞬間…コナンが俺の方へ顔を向けて言って来た…。
「兄ちゃん…今日ご飯どうするの?」
「兄ちゃんが作ってやるよ…」
そう言う俺にコナンは疑いの目をしながら問いかけて来た…。
「作れるの~??」
「作れるさ~任せとけ!!」
そんな弟に顔を近づけると…質問した…。
「コナン、何が食べたい??」
「食べられるものなら何でもいいよ…」
作る気満々になってる俺に対して、コナンは俺を気遣って遠慮がちに答えて来た…。
「んな事言うなよ…ほら、言ってみろよ…」
「じゃあ、卵焼き…」
「コナン…」
「だって~前にお母さんが簡単だって言ってたよ!!」
俺は肩を落とすと…台所に向かった…それを見たコナンが"僕も"と言って付いて来た…。
コナンの見ている前で料理を始める俺は…コナンの心配そうな目を感じて、何度も"心配するな"と言っていたが…コナンはずっと不安な面持ちで見続けていた…。
「兄ちゃんそれ、危ないよ!」
その時…俺が包丁を手にとったのを見て、コナンが慌てて声をかけて来た…。
「大丈夫だって、待ってろ…ちゃんと作ってやるからっ……」
コナンに話かけながらまな板を取ったせいか…まな板を下に落としてしまった…。
「おっと…危ない、危ない…」
「兄ちゃん……僕、博士の家に行って来る!!」
「あっ、おい!!」
そう言う間もなく、コナンは足早に出て行ってしまった…。
一人残された俺は、何とか料理を始めるが…コナンの前で見栄を張って出したまな板と包丁が必要ない事に気付いて片付けた…。
「あ~これじゃあ無理かぁ~」
コレで何個目だろう?と言う程の卵を割った俺は…失敗し続けた無残な卵焼きに目線を送る…。
真っ黒…食べれそうもない卵焼きを見て溜息をついていると、電話がなった…。
「もしもし…」
「おお、新一か~実はな…」
「ちょっと代わって…」
博士からの電話で、コナンから何か聞いたと確信した俺は…不思議になっていると、灰原さんの声が聞こえた…。
「ちょっと、お兄さん…弟に何食べさすつもりよ?」
「何って、卵焼きだよ…コナンが食べたいって言ってたからさ…」
「貴方それ、本気で言ってると思ってるの?いいから、こっちに来てくれない?博士がご馳走してくれるらしいから、一緒に食べなさい!!」
少し怒り気味な灰原さんは、俺の言葉を聞かずすぐに言いたい事いって電話を切ってしまった…。
「はあ~またあの子に怒られるな~」
そう思いながら俺は溜息を一つすると、フライパンを温めていた火を止めて、重い足取りをさせながら、博士の家へ向かった…。
「明後日には帰るからな…」
そう言って、父さんと母さんは俺とコナンに向かって言った…。
学校から帰ると、父さんと母さんは仕事で今日から三日間…ロスに行く報告を受けた…その為、俺とコナンは留守番する事になり、二人を送り出していた…。
「ああ、分かった!行ってらっしゃい!!」
「コナンちゃん、良い子にしてるのよ??」
「うん!!大丈夫だよ、お土産買って来てね!!」
母さんの問いかけに、明るく答えるコナンに安心したのか、父さんと母さんは微笑みながら、ロスに向けて出発した…。
ドアがしまった瞬間…コナンが俺の方へ顔を向けて言って来た…。
「兄ちゃん…今日ご飯どうするの?」
「兄ちゃんが作ってやるよ…」
そう言う俺にコナンは疑いの目をしながら問いかけて来た…。
「作れるの~??」
「作れるさ~任せとけ!!」
そんな弟に顔を近づけると…質問した…。
「コナン、何が食べたい??」
「食べられるものなら何でもいいよ…」
作る気満々になってる俺に対して、コナンは俺を気遣って遠慮がちに答えて来た…。
「んな事言うなよ…ほら、言ってみろよ…」
「じゃあ、卵焼き…」
「コナン…」
「だって~前にお母さんが簡単だって言ってたよ!!」
俺は肩を落とすと…台所に向かった…それを見たコナンが"僕も"と言って付いて来た…。
コナンの見ている前で料理を始める俺は…コナンの心配そうな目を感じて、何度も"心配するな"と言っていたが…コナンはずっと不安な面持ちで見続けていた…。
「兄ちゃんそれ、危ないよ!」
その時…俺が包丁を手にとったのを見て、コナンが慌てて声をかけて来た…。
「大丈夫だって、待ってろ…ちゃんと作ってやるからっ……」
コナンに話かけながらまな板を取ったせいか…まな板を下に落としてしまった…。
「おっと…危ない、危ない…」
「兄ちゃん……僕、博士の家に行って来る!!」
「あっ、おい!!」
そう言う間もなく、コナンは足早に出て行ってしまった…。
一人残された俺は、何とか料理を始めるが…コナンの前で見栄を張って出したまな板と包丁が必要ない事に気付いて片付けた…。
「あ~これじゃあ無理かぁ~」
コレで何個目だろう?と言う程の卵を割った俺は…失敗し続けた無残な卵焼きに目線を送る…。
真っ黒…食べれそうもない卵焼きを見て溜息をついていると、電話がなった…。
「もしもし…」
「おお、新一か~実はな…」
「ちょっと代わって…」
博士からの電話で、コナンから何か聞いたと確信した俺は…不思議になっていると、灰原さんの声が聞こえた…。
「ちょっと、お兄さん…弟に何食べさすつもりよ?」
「何って、卵焼きだよ…コナンが食べたいって言ってたからさ…」
「貴方それ、本気で言ってると思ってるの?いいから、こっちに来てくれない?博士がご馳走してくれるらしいから、一緒に食べなさい!!」
少し怒り気味な灰原さんは、俺の言葉を聞かずすぐに言いたい事いって電話を切ってしまった…。
「はあ~またあの子に怒られるな~」
そう思いながら俺は溜息を一つすると、フライパンを温めていた火を止めて、重い足取りをさせながら、博士の家へ向かった…。