コ蘭短編小説
「コナンくーん!!」
そんな声がして……振り向く間もなく、横に並んだ声の主を見て思わず声が上がった……。
「お前ら!!どうして、ここに!?今日はどっか行くはずじゃ……」
「七夕だよ、七夕!!」
「驚かせようとして、内緒にしてたんですよ……」
「でも、コナン君も笹竹もらって来たんだ!?」
そう言って、俺達が持ってる笹竹を見る元太、光彦、歩美は……少し、しょんぼりしてるようだった……。
「いいじゃない……二つあっても……皆でたくさん飾りましょ!?」
「うん!!」
蘭の提案に、しょんぼりしていた顔が一変して笑顔になる……。
その後、探偵事務所に笹竹を持って飾り付けした後……おっちゃんを連れて、皆で阿笠博士の家に向かった……。
「おっ邪魔しまーす!!」
皆で元気良く挨拶した後、パーティーの準備は蘭、灰原、阿笠博士に任せて……俺達はリビングで寛いでいた……。
「哀ちゃん、もう大丈夫よ……皆で短冊にお願い事書こう!!博士も……」
「わしも!?」
「私はパス……願い事なんてないから……」
「そんな事言わないで……行くよ……」
ほぼ強引に連れられて、リビングにやって来た三人を合わせて皆で短冊にお願いを書き始めた……。
“運動会で一番になれますように”とか、“うな重もっと沢山食べれますように”とか“お花が沢山咲きますように”とか……こいつらは、子供らしい願い事してるのを見て、俺も子供らしい願い事をと吟味していた……。
“工藤新一に戻れます様に……”なんてな……。
そんな、アホな事を考えていると……隣の灰原から忠告された……。
「ちょっと、くれぐれも……分かってるでしょうね!?」
「わぁってるよ……子供らしい願い事書けばいいんだろ!?」
「分かってるならいいけど……」
そう、俺に言った後……灰原は、ペンを握りしめて短冊に願い事を書き込んでいた……。
「うーん……」
“早くミステリー小説を読めます様に!!”
(こんなもんで……いいよな……)
そう、自問自答していると……またしても、横から灰原が突っ込んでくる……。
「何よそれ、それのどこが子供らしいのよ……」
呆れている灰原の短冊を覗き込んで、俺も言い返した……。
「お前こそ、何だよプラダって……小学生がんなもん欲しがるかよ……」
「しー!!」
急に俺が大きな声を出すものだから、皆の視線が集まってしまった……。
「書けた!?コナン君……?」
「うん!!」
子供顏になって、元気良く返事をしてる隙に……元太が俺の短冊を奪って、蘭に手渡していた。
「お、おい元太!!」
「あらー♡コナン君、ミステリー小説が欲しいの!?」
「え!?う、うん……」
「じゃあ、今度買ってあげるわね!!」
「え!?」
驚いてる俺に、灰原はニヤッと笑ながら一言言った……。
「あら、良かったじゃない……願い、叶って……」
その言葉に、皆一斉に笑いだした……。
「何だ~!?お前、飾る前に叶えてどーすんだよ~」
と、おっちゃんにまでバカにされ……今年の七夕は、愉快と言うかなんと言うか……。
(まぁ、いいか……)
「いいんしゃない!?最初の願い事よりマシなんだから……」
「え!?お前……」
「さあーねー……」
そう言って、捨て台詞をいう灰原にドキッとした……。
(まさかあいつ……俺の心、読んだんじゃ……?)
(バカね……読まなくたって、分かるわよ……工藤君!)
そんな声がして……振り向く間もなく、横に並んだ声の主を見て思わず声が上がった……。
「お前ら!!どうして、ここに!?今日はどっか行くはずじゃ……」
「七夕だよ、七夕!!」
「驚かせようとして、内緒にしてたんですよ……」
「でも、コナン君も笹竹もらって来たんだ!?」
そう言って、俺達が持ってる笹竹を見る元太、光彦、歩美は……少し、しょんぼりしてるようだった……。
「いいじゃない……二つあっても……皆でたくさん飾りましょ!?」
「うん!!」
蘭の提案に、しょんぼりしていた顔が一変して笑顔になる……。
その後、探偵事務所に笹竹を持って飾り付けした後……おっちゃんを連れて、皆で阿笠博士の家に向かった……。
「おっ邪魔しまーす!!」
皆で元気良く挨拶した後、パーティーの準備は蘭、灰原、阿笠博士に任せて……俺達はリビングで寛いでいた……。
「哀ちゃん、もう大丈夫よ……皆で短冊にお願い事書こう!!博士も……」
「わしも!?」
「私はパス……願い事なんてないから……」
「そんな事言わないで……行くよ……」
ほぼ強引に連れられて、リビングにやって来た三人を合わせて皆で短冊にお願いを書き始めた……。
“運動会で一番になれますように”とか、“うな重もっと沢山食べれますように”とか“お花が沢山咲きますように”とか……こいつらは、子供らしい願い事してるのを見て、俺も子供らしい願い事をと吟味していた……。
“工藤新一に戻れます様に……”なんてな……。
そんな、アホな事を考えていると……隣の灰原から忠告された……。
「ちょっと、くれぐれも……分かってるでしょうね!?」
「わぁってるよ……子供らしい願い事書けばいいんだろ!?」
「分かってるならいいけど……」
そう、俺に言った後……灰原は、ペンを握りしめて短冊に願い事を書き込んでいた……。
「うーん……」
“早くミステリー小説を読めます様に!!”
(こんなもんで……いいよな……)
そう、自問自答していると……またしても、横から灰原が突っ込んでくる……。
「何よそれ、それのどこが子供らしいのよ……」
呆れている灰原の短冊を覗き込んで、俺も言い返した……。
「お前こそ、何だよプラダって……小学生がんなもん欲しがるかよ……」
「しー!!」
急に俺が大きな声を出すものだから、皆の視線が集まってしまった……。
「書けた!?コナン君……?」
「うん!!」
子供顏になって、元気良く返事をしてる隙に……元太が俺の短冊を奪って、蘭に手渡していた。
「お、おい元太!!」
「あらー♡コナン君、ミステリー小説が欲しいの!?」
「え!?う、うん……」
「じゃあ、今度買ってあげるわね!!」
「え!?」
驚いてる俺に、灰原はニヤッと笑ながら一言言った……。
「あら、良かったじゃない……願い、叶って……」
その言葉に、皆一斉に笑いだした……。
「何だ~!?お前、飾る前に叶えてどーすんだよ~」
と、おっちゃんにまでバカにされ……今年の七夕は、愉快と言うかなんと言うか……。
(まぁ、いいか……)
「いいんしゃない!?最初の願い事よりマシなんだから……」
「え!?お前……」
「さあーねー……」
そう言って、捨て台詞をいう灰原にドキッとした……。
(まさかあいつ……俺の心、読んだんじゃ……?)
(バカね……読まなくたって、分かるわよ……工藤君!)