☆コナンと小五郎の短編集☆
抱きしめていたコナンの容体を心配する中……救急車が到着した……。
直ぐに小五郎はコナンに付き添って救急車に乗り込み、救急隊員による処置が行われる様子を見て問いかけた……。
「コナンは大丈夫ですか!?」
「出血が多いのが心配ですが、幸い急所は外れているので大丈夫だと思いますよ……」
その言葉に、一度ホッとすると意識を失ったコナンを見つめた……。
小五郎の為に、自分の事も顧みず…小さな身体で庇ってくれたコナンに、小五郎は心の中で謝っていた……。
(悪かったな、コナン……)
間もなくして、救急車は病院に到着した……出血が多いコナンの身体を病院に備えてあった保存血が助けてくれた……。
「もう、大丈夫ですよ……目が覚めたら、呼んで下さい……」
「ありがとうございました……」
数時間して、手術は終わり……コナンの身体は個室病棟へ移された……。
「コナン君!!」
それから暫くして、蘭が病室へやってきた……。
「しーー、今眠ってる……」
「コナン君は……!?」
「大丈夫だ、手術も無事成功だそうだしな…もう、心配ない」
小五郎にそう伝えられると、蘭は安心してコナンに近寄っていた……。
酸素マスクを口に覆われ眠っているコナンの手を、ギュッと握る蘭に反応して、ゆっくり目を開いた……。
「コナン君!!私、先生呼んでくる……」
そう言って、駆け出して行った蘭を見送った後、小五郎はコナンに近寄った……。
「コナン、大丈夫か!?」
まだ、意識がハッキリしてないコナンは…目を泳がせながら、小五郎の姿を視界にいれた。
「おっ、おじさん……!?」
「たくっ、無茶しやがって……」
そんな言葉をコナンにかけ、コナンの頭を撫でる小五郎に向けて、コナンは照れ臭そうに微笑んでいた……。
「良かったな……助かって…もう少し刺された所がずれていたら、危なかったんだぞ…………」
「ごめんなさい…………」
目を伏せながら謝るコナンに、小五郎はふっと笑って言った……。
「なーに、謝ってんだ……それより、こんな怪我させちまって……すまなかったな……コナン……」
小五郎の言葉に対して……ゆっくり首を振るコナン……。
「おじさんが無事で良かった……」
「バカいってんじゃね…今は自分の事心配しろっ……」
「うん……」
本当は、嬉しくて仕方のない小五郎は……素直になれず、コナンから顔を逸らしていた……。
「もー、コナン君……心配したんだからね……」
医者を引き連れ、戻って来た蘭がかけてくれる言葉に、コナンは恥ずかしそうに笑みを返していた……。
そして……。
「降ろして、おじさん……僕大丈夫だから……ねぇー、おじさん!!降ろしてよ~~蘭ねぇ~ちゃん……」
「うっせんだよ、てめーは!!静かにそこにいろっ!!」
「そうよ~コナン君…まだ治ってないんだから、背負ってもらいなさい!!」
退院当日……。
コナンは恥ずかしくて溜まらず、折角小五郎に背負ってもらっていると言うのに、嫌がって、小五郎の背中の上で騒いでいた……。
小五郎や蘭に怒られながらも、コナンは背中の上で恥ずかしそうにする反面……無事に帰れる事に安心していた……。
一方、小五郎も…背中の上でジタバタするコナンに煩く思いながら、元気で退院出来た事を誰よりも強い安堵を浮かべていた……。
直ぐに小五郎はコナンに付き添って救急車に乗り込み、救急隊員による処置が行われる様子を見て問いかけた……。
「コナンは大丈夫ですか!?」
「出血が多いのが心配ですが、幸い急所は外れているので大丈夫だと思いますよ……」
その言葉に、一度ホッとすると意識を失ったコナンを見つめた……。
小五郎の為に、自分の事も顧みず…小さな身体で庇ってくれたコナンに、小五郎は心の中で謝っていた……。
(悪かったな、コナン……)
間もなくして、救急車は病院に到着した……出血が多いコナンの身体を病院に備えてあった保存血が助けてくれた……。
「もう、大丈夫ですよ……目が覚めたら、呼んで下さい……」
「ありがとうございました……」
数時間して、手術は終わり……コナンの身体は個室病棟へ移された……。
「コナン君!!」
それから暫くして、蘭が病室へやってきた……。
「しーー、今眠ってる……」
「コナン君は……!?」
「大丈夫だ、手術も無事成功だそうだしな…もう、心配ない」
小五郎にそう伝えられると、蘭は安心してコナンに近寄っていた……。
酸素マスクを口に覆われ眠っているコナンの手を、ギュッと握る蘭に反応して、ゆっくり目を開いた……。
「コナン君!!私、先生呼んでくる……」
そう言って、駆け出して行った蘭を見送った後、小五郎はコナンに近寄った……。
「コナン、大丈夫か!?」
まだ、意識がハッキリしてないコナンは…目を泳がせながら、小五郎の姿を視界にいれた。
「おっ、おじさん……!?」
「たくっ、無茶しやがって……」
そんな言葉をコナンにかけ、コナンの頭を撫でる小五郎に向けて、コナンは照れ臭そうに微笑んでいた……。
「良かったな……助かって…もう少し刺された所がずれていたら、危なかったんだぞ…………」
「ごめんなさい…………」
目を伏せながら謝るコナンに、小五郎はふっと笑って言った……。
「なーに、謝ってんだ……それより、こんな怪我させちまって……すまなかったな……コナン……」
小五郎の言葉に対して……ゆっくり首を振るコナン……。
「おじさんが無事で良かった……」
「バカいってんじゃね…今は自分の事心配しろっ……」
「うん……」
本当は、嬉しくて仕方のない小五郎は……素直になれず、コナンから顔を逸らしていた……。
「もー、コナン君……心配したんだからね……」
医者を引き連れ、戻って来た蘭がかけてくれる言葉に、コナンは恥ずかしそうに笑みを返していた……。
そして……。
「降ろして、おじさん……僕大丈夫だから……ねぇー、おじさん!!降ろしてよ~~蘭ねぇ~ちゃん……」
「うっせんだよ、てめーは!!静かにそこにいろっ!!」
「そうよ~コナン君…まだ治ってないんだから、背負ってもらいなさい!!」
退院当日……。
コナンは恥ずかしくて溜まらず、折角小五郎に背負ってもらっていると言うのに、嫌がって、小五郎の背中の上で騒いでいた……。
小五郎や蘭に怒られながらも、コナンは背中の上で恥ずかしそうにする反面……無事に帰れる事に安心していた……。
一方、小五郎も…背中の上でジタバタするコナンに煩く思いながら、元気で退院出来た事を誰よりも強い安堵を浮かべていた……。