☆コナンと小五郎の短編集☆
「おーい、コナン帰るぞー!!」
「待ってよ~……」
そういう俺はおっちゃんに抱えられて無理やり連れてかれる……。
まぁー、いつものパターンだ……。
「コナン、ちょっとパチンコよってくか!?」
「えーー!?」
「心配すんな、勝ったら好きなものでも買ってやるよ……」
事件の後は、いつもこうだ……。
帰ろうと言ってもおっちゃんは耳も貸さずに、パチンコ屋に入ってく……勿論、俺も連れられて……。
「勝てるの!?」
「うるせー、黙って見てろ!!今日は運が向いてる気がするんだ♫♫」
おっちゃんはそういいながら、鼻歌交じりにパチンコ台に向かっていた……。
ーー数時間後ーー
「ちょっと、お父さん!!中々帰ってこないと思ったら、何、コナン君連れて勝手にパチンコ行ってるのよ!!」
「いや、今日は運が向いてる気がしてたんだもーん……」
思った通り、黙ってパチンコ行った事で、おっちゃんは蘭に怒られてしまった……。
「なーにが、もーんよ!!知らない!!」
「蘭ちゃーん……ほら、これお土産」
そう言って、おっちゃんはパチンコで買った景品を蘭に渡すと……明るい顔を見せていた…。
「勝ったんなら、勝ったって言ってよー♫♫」
そんな蘭を見ながら、俺とおっちゃんは顔を見合わせて笑っていた…。