私のヒーロー(爆豪)
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「じゃあさ、、、ゆめは爆豪が苦手だって思ってるなら、今日親交を深めて仲良くなるチャンスじゃん?あんたたち授業中とかにもケンカするし、この際だからいっぱい話したりして、仲良くなっちゃお?」
突然三奈ちゃんが提案してきた。
たしかに、授業中とか演習の時とかよく意見が割れたり、同じチームで演習の時とかも怒ったりした。
そうか、、この際思いっきりアイツのことを知るチャンスだと思えば、、ヒーロー活動にも役に立つかな?
よし!頑張ってみよう!!
そう思っていたのだが、、、、
しばらくして、切島と爆豪と合流し、波の出るプールに行ったり、またウォータースライダーで滑ったりしたが、、
結局、三奈ちゃんや切島くんとはたくさん話したけど、、、親交を深められたらと思っていた爆豪はあんまり話してはくれなかった。
さらに言ってしまえば、いつもより話していない。目も合わせてくれず、話しかけてもゆめから目線を逸らして話していた。
なぜだ、、。
まぁ、、勝手に親交を深めようとしてただけだし、、
と思い直すことにした。
でも、、なんだろう、、
いつもより目線合わせて話してくれないし、普段のぎゃーぎゃーした感じがないのは、なんだか物足りないような、、変な感じがしていた。
そうして、4人は昼過ぎにプール着いて、しばらく夢中になって遊んでいたので、あっという間に夕方になり辺りも暗くなり始め、ナイトプール用の照明が点灯し始めた。
「そろそろ帰る〜?だいぶ遊んだよね?」
「だな!夕飯の時間もあるし!」
「じゃあ最後にあっちのスライダー行ってこよーぜ!」
「いいね!!私も行く!」
切島と三奈ちゃんはラストスライダーに行く気満々だ。
『私はもういいかな。ベンチで待ってるね』
と、自販機の横にあるベンチを指差して言う。
「お前ら行くなら俺は先に行って着替えてるわ」
と爆豪はそう言うと更衣室の方へスタスタと歩いて行ってしまった。
「おっけー!じゃあ芦戸いこーぜ!」
「うん!じゃあ、2人とも待っててねー!」
と、2人は手を振りながら行ってしまった。
はぁ〜今日は楽しかったなぁ〜と思いながら
自販機でジュースを買って飲んでいた。
日もすっかり暮れて、辺りはナイトプールの照明がプールに反射してキラキラしていた。
そういえば、、切島くんも三奈ちゃんも遅いなぁ、、スライダー混んでたのかな、、?そう思って三奈ちゃん達のところへ行こうと立ち上がった時だった。
「ねぇねぇ!君一人?」
「俺たちさ、向こうでこれからメシ食うんだけど一緒にどう?」
黒髪に長身のなんだかヘラヘラした男と、茶髪で明らかにチャラい感じの男に突然話しかけられる。
うわぁ〜、見た感じ2人ともチャラいし、やだやだ。大学生くらいかな、、?
これはナンパってやつ?なのかな。と、冷静に考え
「いや、友達待ってるだけなんで大丈夫です」
手をビシッと飯田くんのように振り、拒否をした。
「いや!まじでいこーよ!楽しいし!飯奢るからさ!」
「友達だってまだ帰って来ないんでしょ!ほら!」
突然腕をガシっと掴まれ、ベンチから引っ張り上げられる。
『いや、、、ほんとに!大丈夫なんで!!結構です!!!」
ゆめは掴まれた腕を思いっきり振り解いた。
すると
「そんなに嫌がらなくても、みんないい奴だからさ」
と、黒髪の男にガシッとまた腕を掴まれ、茶髪の男が私の横に立ち、肩を組んできた。
気持ち悪すぎ!!!と、肩を組んできた奴をふりほどこうとしたが、、あまりに力が強くて振り解けない。
なんで??なんかの個性?
「ふりほどくのは無理だよ。俺の個性だから」
耳元で囁かれて、それが気持ち悪くてぞわぞわっと背筋が震えた。
なに?!この個性!?
「密着だよ。なんでも、自分がくっつけたいものを密着させることができる。人でも物でも」
ゆめは懸命に離れようと腕を伸ばして抵抗するが、本当にくっついたままとれない。
「おし、このままいこーぜ」
「一緒にたのしもーぜー!」
「いや!ほんとにいいですから!!!」
肩をさらにグイッと引き寄せられ、歩き始めようとした。
いや、、気持ち悪い!!!誰か、、
こんな事あった事がなかったので、どう対応したらいいのかわからずおもわず涙ぐんでしまう。
その時だった。
「オイ、、、てめぇら、、なにしてやがる」
聞きな慣れたドスの効いた声が背後から聞こえた。