明かされる謎
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『!?』
その言葉にまた部屋の中が驚きに包まれる。
「学園長。先輩方も部屋に入れても良いですよね?」
「…気付いておったのか…」
「もち。」
「俺が庵の前に来たときから気付いてましたよ」とにーっと口の端を上げて笑う。
「天井裏に二人。床下に二人。庭に二人。
…五年生が奇妙な小娘を連れてきたって話を聞いて気になってここに来た。ってとこかなぁ…先生方が黙認してたとこ見ると、俺が妙なことをして逃げ出したときの保険も兼ねてたんでしょ?
気配を限りなく消している…さすがはプロの忍者に近い最上級生…って言いたいとこですけど、ちょーっと気を抜いちゃいましたね。」
ガラッと部屋の扉が開く音がした。
その音の方向を見ると、俺達の一つ上の学年の先輩六人が立っている。
「…いくら俺が戦う力のなさそうなか弱くてかわゆーい女の子に見えたからって、隠れているのに気を緩めちゃダメですよ?先輩方」
やす菜も先輩達を見ると、懐かしそうに目を細めた。
「…ああ…懐かしいなぁ…先輩達、変わってませんね。
…懐かしすぎて、また俺泣いちゃいそう」
「…本当に……##NAME2##…##NAME3##…なのか?」
「やだなぁ潮江先輩。可愛い後輩のことを忘れちゃったんですか?
まぁ、先生方と同じで俺が本人だって信じがたいんだと思いますが…
俺はちゃーんと、先輩のこと覚えてますよ」
「なんなら、会計委員会のテーマソング歌いましょうか?」と言うと、潮江先輩の返答を聞く前に歌い始めた。
「唸る算盤~飛び散る学級費~燃える金銭出納帳~戦え会計委員会♪」
「…………」
「…すんません。そんな無言で見詰めてないで何か言って下さい…」
「そんなにガン見されると穴開いちゃいますよ~」とやす菜はちょっと困ったように笑ったが、潮江先輩は未だにジッとやす菜を見詰めている。
「潮江先輩。いつまでやす菜をジロジロ見詰めているつもりですか?いやらしい」
唐突に、三郎が口を開いた。
「なっ…いやらしい!?」
「嫁入り前なんですから、やす菜をいやらしい視線で汚さないで下さい」
「鉢屋貴様…!!」
米神に青筋立てた潮江先輩に三郎は気にした様子もなく相変わらず飄々としている。
それにやす菜はブハッと吹き出した。
「三郎…おまっ、嫁入り前って…」
「今お前は女なんだから表現としちゃ間違っちゃいないだろう?
それとも、もうすでに結婚してたりするのか?」
「いんや。俺が生まれ変わった時代は女は十六になんないと結婚出来ないって法律があったんだ。
死ぬ前も、俺は次男坊で跡取りとかじゃないから別に許嫁とかもいなかったし、結婚してねえよ」
「なら実際嫁入り前じゃないか」
「ははっ確かに」
「おい!お前ら…俺を忘れてないか!?」
「あれ?潮江先輩いたんですか?」
「~~~~~~っ」
…三郎は完全に潮江先輩をからかっている…
潮江先輩は怒りで顔が真っ赤だ。
やす菜はそれを見て爆笑している…
「落ち着け。文次郎」
ゴッと立花先輩が潮江先輩を殴った。
「これではいつまで経っても話が進まんではないか」
「そうだぞ」
「やす菜と三郎も。いい加減にしなよ」
「あっはっは。わりぃわりぃ」
「潮江先輩をからかうのもやめにしよう」
「そうだな」
三郎とやす菜は未だにニヤニヤと笑いながらも潮江先輩をからかうのを止めた。
「それにしても…近くで見るとほんっとよく似てるな~」
伊作先輩がやす菜を見て驚いたように呟く。
「ですよね~俺も初めはびっくりしました。何の因果か知りませんけど、また前と似たような顔で生まれて来れたんですから」
「まあ、それは置いといて…」とやす菜何かを横に置くような動きをした。
「先輩方も、座って下さい。
とりあえず、俺が最後に関わった忍務の話をしますから。
多分、先輩方はそれでも俺のことを納得できないでしょうからまた後で質問は受けます」
「…その忍務…先生方はともかく、本当に俺達が聞いてもいいものなのか?」
「はい。問題ありません」
やす菜はハッキリと頷く。
「この忍務が本当に最重要機密であるなら先輩方や兵助達を問答無用で部屋から叩きだしてますし、それ以前にいくら自分の身分を証明するためとはいえ、話しません。
そして、この忍務内容を知ったからといって命を狙われることもありません………狙いそうな人間は今、誰一人として生きてはいませんから」
意味深にやす菜は言うと、口の端を少しだけ上げる。
先輩方はそのまま無言で開いている場所にそれぞれ腰を下ろし、最後の一人が腰を下ろすのを見届けたやす菜は一つ頷き、また体を前に向けた。
「さて…」
顎に手を当て、少し考えるような素振りを見せた。
「…どこから話すかな…」
「う~ん…」と考え込むやす菜。
俺はその後ろ姿を、見ながら思った。
俺は、学園以外でのこいつのことを、どれ程知っているだろうか…?と
きっと、それは片手にも満たない。
そのことを今まであまり気にしたことはないが、やはり知らないやす菜の部分を聞けるのは嬉しいと思った。
明かされる謎
その言葉にまた部屋の中が驚きに包まれる。
「学園長。先輩方も部屋に入れても良いですよね?」
「…気付いておったのか…」
「もち。」
「俺が庵の前に来たときから気付いてましたよ」とにーっと口の端を上げて笑う。
「天井裏に二人。床下に二人。庭に二人。
…五年生が奇妙な小娘を連れてきたって話を聞いて気になってここに来た。ってとこかなぁ…先生方が黙認してたとこ見ると、俺が妙なことをして逃げ出したときの保険も兼ねてたんでしょ?
気配を限りなく消している…さすがはプロの忍者に近い最上級生…って言いたいとこですけど、ちょーっと気を抜いちゃいましたね。」
ガラッと部屋の扉が開く音がした。
その音の方向を見ると、俺達の一つ上の学年の先輩六人が立っている。
「…いくら俺が戦う力のなさそうなか弱くてかわゆーい女の子に見えたからって、隠れているのに気を緩めちゃダメですよ?先輩方」
やす菜も先輩達を見ると、懐かしそうに目を細めた。
「…ああ…懐かしいなぁ…先輩達、変わってませんね。
…懐かしすぎて、また俺泣いちゃいそう」
「…本当に……##NAME2##…##NAME3##…なのか?」
「やだなぁ潮江先輩。可愛い後輩のことを忘れちゃったんですか?
まぁ、先生方と同じで俺が本人だって信じがたいんだと思いますが…
俺はちゃーんと、先輩のこと覚えてますよ」
「なんなら、会計委員会のテーマソング歌いましょうか?」と言うと、潮江先輩の返答を聞く前に歌い始めた。
「唸る算盤~飛び散る学級費~燃える金銭出納帳~戦え会計委員会♪」
「…………」
「…すんません。そんな無言で見詰めてないで何か言って下さい…」
「そんなにガン見されると穴開いちゃいますよ~」とやす菜はちょっと困ったように笑ったが、潮江先輩は未だにジッとやす菜を見詰めている。
「潮江先輩。いつまでやす菜をジロジロ見詰めているつもりですか?いやらしい」
唐突に、三郎が口を開いた。
「なっ…いやらしい!?」
「嫁入り前なんですから、やす菜をいやらしい視線で汚さないで下さい」
「鉢屋貴様…!!」
米神に青筋立てた潮江先輩に三郎は気にした様子もなく相変わらず飄々としている。
それにやす菜はブハッと吹き出した。
「三郎…おまっ、嫁入り前って…」
「今お前は女なんだから表現としちゃ間違っちゃいないだろう?
それとも、もうすでに結婚してたりするのか?」
「いんや。俺が生まれ変わった時代は女は十六になんないと結婚出来ないって法律があったんだ。
死ぬ前も、俺は次男坊で跡取りとかじゃないから別に許嫁とかもいなかったし、結婚してねえよ」
「なら実際嫁入り前じゃないか」
「ははっ確かに」
「おい!お前ら…俺を忘れてないか!?」
「あれ?潮江先輩いたんですか?」
「~~~~~~っ」
…三郎は完全に潮江先輩をからかっている…
潮江先輩は怒りで顔が真っ赤だ。
やす菜はそれを見て爆笑している…
「落ち着け。文次郎」
ゴッと立花先輩が潮江先輩を殴った。
「これではいつまで経っても話が進まんではないか」
「そうだぞ」
「やす菜と三郎も。いい加減にしなよ」
「あっはっは。わりぃわりぃ」
「潮江先輩をからかうのもやめにしよう」
「そうだな」
三郎とやす菜は未だにニヤニヤと笑いながらも潮江先輩をからかうのを止めた。
「それにしても…近くで見るとほんっとよく似てるな~」
伊作先輩がやす菜を見て驚いたように呟く。
「ですよね~俺も初めはびっくりしました。何の因果か知りませんけど、また前と似たような顔で生まれて来れたんですから」
「まあ、それは置いといて…」とやす菜何かを横に置くような動きをした。
「先輩方も、座って下さい。
とりあえず、俺が最後に関わった忍務の話をしますから。
多分、先輩方はそれでも俺のことを納得できないでしょうからまた後で質問は受けます」
「…その忍務…先生方はともかく、本当に俺達が聞いてもいいものなのか?」
「はい。問題ありません」
やす菜はハッキリと頷く。
「この忍務が本当に最重要機密であるなら先輩方や兵助達を問答無用で部屋から叩きだしてますし、それ以前にいくら自分の身分を証明するためとはいえ、話しません。
そして、この忍務内容を知ったからといって命を狙われることもありません………狙いそうな人間は今、誰一人として生きてはいませんから」
意味深にやす菜は言うと、口の端を少しだけ上げる。
先輩方はそのまま無言で開いている場所にそれぞれ腰を下ろし、最後の一人が腰を下ろすのを見届けたやす菜は一つ頷き、また体を前に向けた。
「さて…」
顎に手を当て、少し考えるような素振りを見せた。
「…どこから話すかな…」
「う~ん…」と考え込むやす菜。
俺はその後ろ姿を、見ながら思った。
俺は、学園以外でのこいつのことを、どれ程知っているだろうか…?と
きっと、それは片手にも満たない。
そのことを今まであまり気にしたことはないが、やはり知らないやす菜の部分を聞けるのは嬉しいと思った。
明かされる謎
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