忍術学園編入希望!
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やす菜に背を向け、耳を押さえて背中を丸める学園長先生に、やす菜は輝かんばかりの笑顔になる。
………やす菜…絶対に面白がっているな…
本来の“自分が##NAME2####NAME3##だと認めて貰う”という目的から少しずれてきている気がするが、俺は黙って見ていることにした。
「まあ、気を落とすことはないですよ。そのあと学園長先生だってちゃんと奥さんを見付て結婚して、今じゃおシゲちゃんっていう可愛い孫娘だっているじゃないですか。今がよければ全て良し。ですよ。
過去のことを何時までも気にしてちゃダメですよ」
「その思い出したくもない過去をほじくり返したのはどこの誰じゃー!!」
怒り出した学園長先生に、やす菜は「あっはっはっは!!」と笑った。
「だーって、こういうあまり知られていない、知られたくもない過去の昔話くらいじゃなきゃ、俺が##NAME2####NAME3##だって証明にはならないでしょう。
他にも、じっさまから学園長先生の恥ずかしーい話を聞いていますが…話しましょうか?」
「ななな、なんじゃと!?ど、どんな話じゃ?」
やす菜は学園長先生に近付き耳元に口を近づけて話し始めた。
「………とか」
「ふむふむ」
「……………で、………………のこととか」
「なっ…そんなことまで…!!」
「他にも、…………の…………の話とか…」
「~~~~っ!!」
学園長先生の顔がみるみるうちに青ざめていく。
…いったい何を言ったんだろうか…
やす菜はしばらくして耳打ちを止め学園長先生とお互いを見合いにっこりと微笑んだ。
「これで、俺が##NAME3##だって信じて貰えますか?」
「…こ、ここまで儂の昔の恥ずかしい過去の話を知っているとは…寧ろおぬし、闇之丞の生まれ変わりなのではないか…?」
「はっはっは。なーに言ってんすか。じっさまは500歳まで生きそうなくらい元気な人ですよ。
俺がここまで学園長先生の話を知っているのはじっさまがよく話を聞かせてくれたからです。
それに学園長先生もご存じでしょう?じっさまの性格の悪さを。
じっさまだったら学園長先生に耳打ちしたらすぐさま校庭のど真ん中に行って学園長先生の恥ずかしい過去を演説始めますよ。
学園長先生が泣きながら認めると言うまで絶対止めませんね」
「それに比べたら俺なんかまだまだ可愛い方ですよ」とやす菜はとってもさわやかな笑顔を浮かべながら言った。
「…やす菜…お前のお祖父さんはそんなに性格悪いのか…」
「正確には、“ある意味質が悪い”性格だな。
無自覚ドSで、特に敵とか気の知れた相手には色んな意味で容赦ない。長年一緒にいると学園長先生のはた迷惑な突然の思いつきでさえ可愛く思えてくるほどだ」
「そ、そんなに…!?」
「ちなみに俺の中での不動のキングオブくそじじいに君臨している」
「…お前自身もお祖父さんに何かやられたのか…?」
そう尋ねると、アキはフッ…と苦笑気味に笑って遠い目をした。
「…………5歳の時にクナイ1本だけ持たされて合戦場に放り込まれた………」
「「「「「…………………」」」」」
そのやす菜の言葉に俺達は言葉を失った。
「まだ…まだ幼気な5歳の幼子をだぞ!!
クナイ1本をほいっと渡されて、『強くなるには実戦が一番』とか言って合戦場に放り込みやがったんだ!!
あの時はほんっっっっっっっきで死ぬかと思った…!!
で、ボロボロになってベソかきながら帰った俺に爽やかに笑って『こうやって強い忍者になるんだ!!また行こうな!!』って言いやがった…!!
それから俺の中でじっさまは“大好きなお祖父ちゃん”から“こんのくそじじぃぃぃぃぃぃ!!”という認識に変わったよ…」
「くあー!!今思い出してもむかつくー!!!!」とやす菜は拳でバンバン畳を叩いた。
…そうとうお祖父さんによって苦労したんだな…と俺は思った…
「…やす菜が同学年の中でも特に実戦実習が飛び抜けて優秀だったのはそういう理由があったのか…」
「ああ…俺が三郎と張る天才って言われていたのは、小さい頃からのそういった経験も大きいと思うよ…」
ハハハハ…と渇いた笑いを漏らしながらやす菜は先程と変わらず遠い目をして「確かに強くはなった…強くはなったけどさぁ…」とブツブツ呟いた。
「学園長先生!!」
拳を握りしめてやす菜は学園長先生に詰め寄った。
「お忘れですか!?昔2人でお茶を飲みながらじっさまに対しての愚痴を言い合ったことを!!
お互い、包み隠さず、じっさまに対しての不満を言い合ったじゃないですか!!」
やす菜にそう言われて学園長先生はハッとした表情になった。
「##NAME3##…」
ブルブルと震えながら学園長先生はフラフラと歩きながらやす菜に近付いた。
「学園長…」
やす菜も立ち上がりゆっくりと学園長先生に近付く。
「##NAME3####NAME4####NAME4####NAME4####NAME4####NAME4####NAME4##!!」
「学園長ぉぉぉぉぉぉ!!」
そしてがしぃっと学園長とやす菜は抱擁し合った。
「間違いない!!おぬしは##NAME3##じゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「信じてくれたんっすね!!さっすが学園長おぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ええぇぇぇぇぇ…」
「何、この流れ…」
思わぬ話の流れに俺の両隣にいたハチと勘右衛門が呟く…
もう俺自身もどうでもいい気持ちになってきた…
さっさと先生達にやす菜のことを認めて貰って、また再びやす菜との学園生活を、早く送りたい…と…
今、俺の中にある気持ちはただ、それだけだった…
忍術学園編入希望!
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なんか自分でも思わぬ話の流れになったwww
でもこれから続く話に大して支障はないのでよしとします^^←
お祖父さんの名前の“夜張闇之丞”の読みは「やはりあんのじょう」と読みます。
………やす菜…絶対に面白がっているな…
本来の“自分が##NAME2####NAME3##だと認めて貰う”という目的から少しずれてきている気がするが、俺は黙って見ていることにした。
「まあ、気を落とすことはないですよ。そのあと学園長先生だってちゃんと奥さんを見付て結婚して、今じゃおシゲちゃんっていう可愛い孫娘だっているじゃないですか。今がよければ全て良し。ですよ。
過去のことを何時までも気にしてちゃダメですよ」
「その思い出したくもない過去をほじくり返したのはどこの誰じゃー!!」
怒り出した学園長先生に、やす菜は「あっはっはっは!!」と笑った。
「だーって、こういうあまり知られていない、知られたくもない過去の昔話くらいじゃなきゃ、俺が##NAME2####NAME3##だって証明にはならないでしょう。
他にも、じっさまから学園長先生の恥ずかしーい話を聞いていますが…話しましょうか?」
「ななな、なんじゃと!?ど、どんな話じゃ?」
やす菜は学園長先生に近付き耳元に口を近づけて話し始めた。
「………とか」
「ふむふむ」
「……………で、………………のこととか」
「なっ…そんなことまで…!!」
「他にも、…………の…………の話とか…」
「~~~~っ!!」
学園長先生の顔がみるみるうちに青ざめていく。
…いったい何を言ったんだろうか…
やす菜はしばらくして耳打ちを止め学園長先生とお互いを見合いにっこりと微笑んだ。
「これで、俺が##NAME3##だって信じて貰えますか?」
「…こ、ここまで儂の昔の恥ずかしい過去の話を知っているとは…寧ろおぬし、闇之丞の生まれ変わりなのではないか…?」
「はっはっは。なーに言ってんすか。じっさまは500歳まで生きそうなくらい元気な人ですよ。
俺がここまで学園長先生の話を知っているのはじっさまがよく話を聞かせてくれたからです。
それに学園長先生もご存じでしょう?じっさまの性格の悪さを。
じっさまだったら学園長先生に耳打ちしたらすぐさま校庭のど真ん中に行って学園長先生の恥ずかしい過去を演説始めますよ。
学園長先生が泣きながら認めると言うまで絶対止めませんね」
「それに比べたら俺なんかまだまだ可愛い方ですよ」とやす菜はとってもさわやかな笑顔を浮かべながら言った。
「…やす菜…お前のお祖父さんはそんなに性格悪いのか…」
「正確には、“ある意味質が悪い”性格だな。
無自覚ドSで、特に敵とか気の知れた相手には色んな意味で容赦ない。長年一緒にいると学園長先生のはた迷惑な突然の思いつきでさえ可愛く思えてくるほどだ」
「そ、そんなに…!?」
「ちなみに俺の中での不動のキングオブくそじじいに君臨している」
「…お前自身もお祖父さんに何かやられたのか…?」
そう尋ねると、アキはフッ…と苦笑気味に笑って遠い目をした。
「…………5歳の時にクナイ1本だけ持たされて合戦場に放り込まれた………」
「「「「「…………………」」」」」
そのやす菜の言葉に俺達は言葉を失った。
「まだ…まだ幼気な5歳の幼子をだぞ!!
クナイ1本をほいっと渡されて、『強くなるには実戦が一番』とか言って合戦場に放り込みやがったんだ!!
あの時はほんっっっっっっっきで死ぬかと思った…!!
で、ボロボロになってベソかきながら帰った俺に爽やかに笑って『こうやって強い忍者になるんだ!!また行こうな!!』って言いやがった…!!
それから俺の中でじっさまは“大好きなお祖父ちゃん”から“こんのくそじじぃぃぃぃぃぃ!!”という認識に変わったよ…」
「くあー!!今思い出してもむかつくー!!!!」とやす菜は拳でバンバン畳を叩いた。
…そうとうお祖父さんによって苦労したんだな…と俺は思った…
「…やす菜が同学年の中でも特に実戦実習が飛び抜けて優秀だったのはそういう理由があったのか…」
「ああ…俺が三郎と張る天才って言われていたのは、小さい頃からのそういった経験も大きいと思うよ…」
ハハハハ…と渇いた笑いを漏らしながらやす菜は先程と変わらず遠い目をして「確かに強くはなった…強くはなったけどさぁ…」とブツブツ呟いた。
「学園長先生!!」
拳を握りしめてやす菜は学園長先生に詰め寄った。
「お忘れですか!?昔2人でお茶を飲みながらじっさまに対しての愚痴を言い合ったことを!!
お互い、包み隠さず、じっさまに対しての不満を言い合ったじゃないですか!!」
やす菜にそう言われて学園長先生はハッとした表情になった。
「##NAME3##…」
ブルブルと震えながら学園長先生はフラフラと歩きながらやす菜に近付いた。
「学園長…」
やす菜も立ち上がりゆっくりと学園長先生に近付く。
「##NAME3####NAME4####NAME4####NAME4####NAME4####NAME4####NAME4##!!」
「学園長ぉぉぉぉぉぉ!!」
そしてがしぃっと学園長とやす菜は抱擁し合った。
「間違いない!!おぬしは##NAME3##じゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「信じてくれたんっすね!!さっすが学園長おぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ええぇぇぇぇぇ…」
「何、この流れ…」
思わぬ話の流れに俺の両隣にいたハチと勘右衛門が呟く…
もう俺自身もどうでもいい気持ちになってきた…
さっさと先生達にやす菜のことを認めて貰って、また再びやす菜との学園生活を、早く送りたい…と…
今、俺の中にある気持ちはただ、それだけだった…
忍術学園編入希望!
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なんか自分でも思わぬ話の流れになったwww
でもこれから続く話に大して支障はないのでよしとします^^←
お祖父さんの名前の“夜張闇之丞”の読みは「やはりあんのじょう」と読みます。