予算会議withトリップ主
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各委員会への予算を決める予算会議
この会議は毎回予算を振り分ける会計委員会と予算をより多く得たい各委員会との戦いにより合戦となる。
その合戦が…今、始まろうとしていた…
「各委員会の委員長及び委員、全員揃いました!!」
会計委員会の四年生、田村三木ヱ門が人員確認をし、委員長である潮江文次郎に告げた。
各委員会の委員は全員会計室に入り切らないため、会計委員以外は庭で待機してもらっている。
会計委員も準備を整え、他の委員会を迎え撃つ心構えでいる。
「よし…それでは、これから予算会議を始める!!」
会計委員長のその号令により予算会議が幕を開けた。
我先にと会計委員に詰め寄ろうとする忍たま達
「あ、ちょっとすみません」
そんな中、会計委員の五年生の東雲暁之丞が声を掛け立ち上がった。
「予算会議を始める前にお知らせがあります」
「お知らせ?」
「何だ?」
暁之丞のその言葉に、庭にいる忍たま達はお互いの顔を見合わせたり首を傾げたりしている。
「えー、実は学園側から予算会議での建物・器物の破損が激しいというお叱りを受けてしまいまして…予算を獲得しようと頑張る気持ちは分かりますが、なるべく皆さん暴れたりしないようにお願いします。
他にも予算に不満があったからといって俺ら会計委員会に砲弾・焙烙火矢・図書カード・検便用のマッチ箱などを投げつけんのも止めて下さいね。
俺らだって限られた委員会経費の中から公平になるように考えながら各委員会に振り分けてるんですから。」
「それはお前らの対応次第だ」
暁之丞の前置きのお願いに仙蔵がフッと笑いながら言った。
「ははは。立花先輩こえ~」
仙蔵や他の委員長やその代理のギラギラとした顔を見ながらも、暁之丞は少しも臆する様子も無く笑った。
「ま、俺からのお知らせ…ていうか、お願いごとは以上です。
あ、なお、この予算会議で何かを破損したりしたらその分予算が減ってしまいますので注意して下さーい」
『なに!?』
暁之丞の最後の言葉に外にいる委員達が反応する。
「暁之丞!!それはどういう意味だ!?」
「どうって…そのままの意味だぜ?」
友人である生物委員会委員長代理の竹谷の言葉に、暁之丞は普通に返す。
「今回の予算会議から、会議中の乱闘で破損したものの修理費は、あらかじめ委員会活動に振り分ける為の委員会経費から引かれることになったんだ」
「つまり?」
「もし、七松体育委員長が砲弾を俺達に向かって蹴り込んで、その砲弾が壁に穴を開けてしまったりでもしたら…体育委員会の予算から壁の修理費分の費用が消える…最悪の場合、予算0になっちまう」
会計委員以外の忍たまは皆唖然とした。
まさか、そんなことが決められていたなんて…
「これは学園長先生、安藤先生、事務の方々から正式に通達されたことで…まあ、命令…だな。
要するに…潮江会計委員長を筆頭とする俺ら会計委員会から力ずくで予算を奪おうと暴れて自ら委員会予算を減らすか、平和的に話合って満足とはいかなくともそれなりの予算を手に入れるか選べってこった。
どちらが賢い選択かなんて一目瞭然だけどな」
顔の色を無くし、戸惑う各委員会の委員達。
それを見ながら暁之丞は手に持った帳簿で肩とトントンと叩く。
「あ、予算会議用に設置した罠とかも会議後に責任を持って片付けて下さいね。
もし放置したままとかだったら解除するのにまたお金が掛かるんでその費用も予算内から引かせて貰います」
最後にそう言ってニヤリ…と、暁之丞は笑った。
「じゃ、改めまして…予算会議を始めましょうか」
予算会議開幕!!
この会議は毎回予算を振り分ける会計委員会と予算をより多く得たい各委員会との戦いにより合戦となる。
その合戦が…今、始まろうとしていた…
「各委員会の委員長及び委員、全員揃いました!!」
会計委員会の四年生、田村三木ヱ門が人員確認をし、委員長である潮江文次郎に告げた。
各委員会の委員は全員会計室に入り切らないため、会計委員以外は庭で待機してもらっている。
会計委員も準備を整え、他の委員会を迎え撃つ心構えでいる。
「よし…それでは、これから予算会議を始める!!」
会計委員長のその号令により予算会議が幕を開けた。
我先にと会計委員に詰め寄ろうとする忍たま達
「あ、ちょっとすみません」
そんな中、会計委員の五年生の東雲暁之丞が声を掛け立ち上がった。
「予算会議を始める前にお知らせがあります」
「お知らせ?」
「何だ?」
暁之丞のその言葉に、庭にいる忍たま達はお互いの顔を見合わせたり首を傾げたりしている。
「えー、実は学園側から予算会議での建物・器物の破損が激しいというお叱りを受けてしまいまして…予算を獲得しようと頑張る気持ちは分かりますが、なるべく皆さん暴れたりしないようにお願いします。
他にも予算に不満があったからといって俺ら会計委員会に砲弾・焙烙火矢・図書カード・検便用のマッチ箱などを投げつけんのも止めて下さいね。
俺らだって限られた委員会経費の中から公平になるように考えながら各委員会に振り分けてるんですから。」
「それはお前らの対応次第だ」
暁之丞の前置きのお願いに仙蔵がフッと笑いながら言った。
「ははは。立花先輩こえ~」
仙蔵や他の委員長やその代理のギラギラとした顔を見ながらも、暁之丞は少しも臆する様子も無く笑った。
「ま、俺からのお知らせ…ていうか、お願いごとは以上です。
あ、なお、この予算会議で何かを破損したりしたらその分予算が減ってしまいますので注意して下さーい」
『なに!?』
暁之丞の最後の言葉に外にいる委員達が反応する。
「暁之丞!!それはどういう意味だ!?」
「どうって…そのままの意味だぜ?」
友人である生物委員会委員長代理の竹谷の言葉に、暁之丞は普通に返す。
「今回の予算会議から、会議中の乱闘で破損したものの修理費は、あらかじめ委員会活動に振り分ける為の委員会経費から引かれることになったんだ」
「つまり?」
「もし、七松体育委員長が砲弾を俺達に向かって蹴り込んで、その砲弾が壁に穴を開けてしまったりでもしたら…体育委員会の予算から壁の修理費分の費用が消える…最悪の場合、予算0になっちまう」
会計委員以外の忍たまは皆唖然とした。
まさか、そんなことが決められていたなんて…
「これは学園長先生、安藤先生、事務の方々から正式に通達されたことで…まあ、命令…だな。
要するに…潮江会計委員長を筆頭とする俺ら会計委員会から力ずくで予算を奪おうと暴れて自ら委員会予算を減らすか、平和的に話合って満足とはいかなくともそれなりの予算を手に入れるか選べってこった。
どちらが賢い選択かなんて一目瞭然だけどな」
顔の色を無くし、戸惑う各委員会の委員達。
それを見ながら暁之丞は手に持った帳簿で肩とトントンと叩く。
「あ、予算会議用に設置した罠とかも会議後に責任を持って片付けて下さいね。
もし放置したままとかだったら解除するのにまたお金が掛かるんでその費用も予算内から引かせて貰います」
最後にそう言ってニヤリ…と、暁之丞は笑った。
「じゃ、改めまして…予算会議を始めましょうか」
予算会議開幕!!