竹谷くんの妹
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「おにぃー!」
竹谷八左ヱ門達が廊下を歩いていると後ろから元気な少女の声で呼ばれた。
立ち止まって振り向くと一人のくのたまがこちらに走ってきていた。
「やす菜!」
息を弾ませながらやって来たのは八左ヱ門の妹のやす菜だ。
「どうしたんだ?そんなに慌てて…」
「うん…ちょっと…」
息を整えながら用件を言おうとしたやす菜だが、兄の友人である雷蔵達がいることに気が付き元気よく挨拶をした。
「不破先輩、久々知先輩、尾浜先輩、はちゃー先輩こんにちわー!!」
「うん。はちゃーじゃなくて鉢屋な」
「こんにちわやす菜ちゃん」
「おう」
「相変わらず元気だなー」
間違えた名前の呼び方を訂正する三郎以外はみんな和やかにやす菜に挨拶を返す。
「で、なんの用で来たんだ?」
「あ、えーっと…おにぃ、孫先輩知らない?」
「孫兵?孫兵に何か用があるのか?」
「うん…裏々山で虫を捜していたらじゅんちゃんが一人でお散歩していてね」
「…一人?」
「あ、一匹か…まあ、どっちでもいいんんだけど…それで、多分孫先輩じゅんちゃんのことを捜してるんじゃないかと思ったから送り届けてあげようかと…」
「ふーん…孫兵なら多分中庭の方にいるんじゃないか?」
「わかった!!」
「ありがとー!」と言ってやす菜は走りだす。
が、しばらくして止まると再び八左ヱ門達の方に駆け寄ってきた。
「ん?なんだ?」
不思議そうに首を傾げる彼らの前に立ち、
「不破先輩、久々知先輩、尾浜先輩、はちゃー先輩さようなら!!」
と、頭をペコリと下げ、今度こそその場を走り去って行った。
「…」
「やす菜ちゃん、可愛いな~」
「な、あんな妹がいてハチうらやましいよ」
子供らしく元気で明るいやす菜の振る舞いに兵助・雷蔵・勘右衛門がほわっと和んだ雰囲気を出した。
「容姿や頭の中身は若干ハチと似ているが、確かにやす菜の方が数倍可愛らしいな。…アホな子ほど可愛いというやつか…」
「ハチ。この豆腐とやす菜を交換してくれないか」
「断固拒否する」
「あたし、今日からはちゃー先輩の妹になる!!三郎おにぃ、大好きv」
「よし、三郎ちょっと殴らせろ」
豆腐と妹を交換してくれないかと言う兵助にキッパリと断り、やす菜の顔と声で三文芝居をする三郎に八左ヱ門は拳を作った。
くのいち教室・竹谷やす菜。
五年ろ組の竹谷八左ヱ門の妹であり、兄と同じ生物委員会に所属しているくのたまだ。
その天真爛漫さと人懐っこさ、そして年齢にしては大人びているくのたまの中では珍しい年相応の無邪気な愛らしさで忍たま上級生のあいだで妹にしたいくのたまダントツ一位の座を占めている。
「あー、もうやす菜ちゃん僕の妹になればいいのに」
「雷蔵さん!?」
「俺も妹に欲しいなぁ」
「勘右衛門まで!?」
いつもの笑顔でさらりととんでもないことを言い放つ雷蔵と勘右衛門に、三郎の胸ぐらを掴んでいた八左ヱ門は思わず二人を突っ込んだ。
…ごく普通の人でも無自覚に妹萌えに目覚めさせてしまう妹を持った八左ヱ門は自分にとっても可愛い妹である彼女を守るために密かに頑張っていたりしていた…
竹谷八左ヱ門達が廊下を歩いていると後ろから元気な少女の声で呼ばれた。
立ち止まって振り向くと一人のくのたまがこちらに走ってきていた。
「やす菜!」
息を弾ませながらやって来たのは八左ヱ門の妹のやす菜だ。
「どうしたんだ?そんなに慌てて…」
「うん…ちょっと…」
息を整えながら用件を言おうとしたやす菜だが、兄の友人である雷蔵達がいることに気が付き元気よく挨拶をした。
「不破先輩、久々知先輩、尾浜先輩、はちゃー先輩こんにちわー!!」
「うん。はちゃーじゃなくて鉢屋な」
「こんにちわやす菜ちゃん」
「おう」
「相変わらず元気だなー」
間違えた名前の呼び方を訂正する三郎以外はみんな和やかにやす菜に挨拶を返す。
「で、なんの用で来たんだ?」
「あ、えーっと…おにぃ、孫先輩知らない?」
「孫兵?孫兵に何か用があるのか?」
「うん…裏々山で虫を捜していたらじゅんちゃんが一人でお散歩していてね」
「…一人?」
「あ、一匹か…まあ、どっちでもいいんんだけど…それで、多分孫先輩じゅんちゃんのことを捜してるんじゃないかと思ったから送り届けてあげようかと…」
「ふーん…孫兵なら多分中庭の方にいるんじゃないか?」
「わかった!!」
「ありがとー!」と言ってやす菜は走りだす。
が、しばらくして止まると再び八左ヱ門達の方に駆け寄ってきた。
「ん?なんだ?」
不思議そうに首を傾げる彼らの前に立ち、
「不破先輩、久々知先輩、尾浜先輩、はちゃー先輩さようなら!!」
と、頭をペコリと下げ、今度こそその場を走り去って行った。
「…」
「やす菜ちゃん、可愛いな~」
「な、あんな妹がいてハチうらやましいよ」
子供らしく元気で明るいやす菜の振る舞いに兵助・雷蔵・勘右衛門がほわっと和んだ雰囲気を出した。
「容姿や頭の中身は若干ハチと似ているが、確かにやす菜の方が数倍可愛らしいな。…アホな子ほど可愛いというやつか…」
「ハチ。この豆腐とやす菜を交換してくれないか」
「断固拒否する」
「あたし、今日からはちゃー先輩の妹になる!!三郎おにぃ、大好きv」
「よし、三郎ちょっと殴らせろ」
豆腐と妹を交換してくれないかと言う兵助にキッパリと断り、やす菜の顔と声で三文芝居をする三郎に八左ヱ門は拳を作った。
くのいち教室・竹谷やす菜。
五年ろ組の竹谷八左ヱ門の妹であり、兄と同じ生物委員会に所属しているくのたまだ。
その天真爛漫さと人懐っこさ、そして年齢にしては大人びているくのたまの中では珍しい年相応の無邪気な愛らしさで忍たま上級生のあいだで妹にしたいくのたまダントツ一位の座を占めている。
「あー、もうやす菜ちゃん僕の妹になればいいのに」
「雷蔵さん!?」
「俺も妹に欲しいなぁ」
「勘右衛門まで!?」
いつもの笑顔でさらりととんでもないことを言い放つ雷蔵と勘右衛門に、三郎の胸ぐらを掴んでいた八左ヱ門は思わず二人を突っ込んだ。
…ごく普通の人でも無自覚に妹萌えに目覚めさせてしまう妹を持った八左ヱ門は自分にとっても可愛い妹である彼女を守るために密かに頑張っていたりしていた…