拝啓・大好きな姉ちゃんへ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
姉ちゃんから届いた手紙を読んで、オレはまったく心配性なんだから…と思いつつも、胸がじんわりと温かくなるのを感じた。
まだ姉ちゃんと別れて一月しか経っていないのに、姉ちゃんと暮らしていた日々がひどく懐かしく思える。
姉ちゃん。オレだって寂しいよ。
でも、そんなことは言っていられないんだ。
オレは、自分の意志でこの学園に入学したんだから。
今だって、姉ちゃんに会いたいと思っても我慢だ。我慢。
周りだって親元から離れて来てんだから。
それから、姉ちゃん。金ありがとう。
でも、オレはなるべく自分で学費を稼ぐよ。
姉ちゃんに苦労を掛けたくないから。
そう言っても、姉ちゃんは自分の生活費を削ってもオレのために自分で働いて稼いだ金を送って来るよな。
だから、その金は貰っておくよ。
でも、オレのためには使わない。
どーっしても学費が足りない時とかに使わせてもらうかもしれないけど、よっぽどのことがない限り使わずに貯めておくよ。
そんで、オレが学園を卒業した後二人で暮らす家を持ったりするために使おう。
ドケチなオレだけど、姉ちゃんの為なら大事な銭だって使えるんだぜ?
だから、いつか来るその日の為に、金はきちんと貯めておく。
姉ちゃん。姉ちゃんこそ、体に気を付けろよ?
姉ちゃん頑張りすぎて倒れかねないから。
それから、オレが言える事じゃないけど変なバイトはしないこと!!たとえば花街の茶屋で働くとか…
例え下働きで働いていたとしても姉ちゃんは美人だから無理矢理女郎にさせられてあっつーまに脂ぎった親爺に手込めにされかねないから!気を付けてくれよ!!
ああ…オレも姉ちゃんのことすげぇ心配しちまうなぁ…
オレが強くなって、姉ちゃんを守れるようになるまではくれぐれも気を付けて生活してくれ!!
卒業したらずっとオレが守るから!!
「きりちゃーん」
「きり丸ー」
悶々と考え込んでいたら乱太郎としんべヱがやって来た。
「何読んでるの?」
乱太郎がオレの手に握られている手紙に気がついて聞いてきた。
「姉ちゃんからの手紙」
「えー!きり丸、お姉さんいたのー!?」
しんべヱが驚いて声を上げ、乱太郎も意外そうな顔をしている。
「いるさ。オレらよりも五つ年上の十五歳。今、町で働いているんだ」
「へぇー!」
「会ってみた―い!!」
「ああ、今度紹介してやるよ」
姉ちゃん。オレに友達が出来ました。
みんなとってもいい奴らです。
授業はきついけれど、毎日楽しく元気でやっています。
今度の長期休みで会った時、学園であった色々な出来事を土産話に持って帰ります。
だから、楽しみにしててください。
拝啓・大好きな姉ちゃんへ
まだ姉ちゃんと別れて一月しか経っていないのに、姉ちゃんと暮らしていた日々がひどく懐かしく思える。
姉ちゃん。オレだって寂しいよ。
でも、そんなことは言っていられないんだ。
オレは、自分の意志でこの学園に入学したんだから。
今だって、姉ちゃんに会いたいと思っても我慢だ。我慢。
周りだって親元から離れて来てんだから。
それから、姉ちゃん。金ありがとう。
でも、オレはなるべく自分で学費を稼ぐよ。
姉ちゃんに苦労を掛けたくないから。
そう言っても、姉ちゃんは自分の生活費を削ってもオレのために自分で働いて稼いだ金を送って来るよな。
だから、その金は貰っておくよ。
でも、オレのためには使わない。
どーっしても学費が足りない時とかに使わせてもらうかもしれないけど、よっぽどのことがない限り使わずに貯めておくよ。
そんで、オレが学園を卒業した後二人で暮らす家を持ったりするために使おう。
ドケチなオレだけど、姉ちゃんの為なら大事な銭だって使えるんだぜ?
だから、いつか来るその日の為に、金はきちんと貯めておく。
姉ちゃん。姉ちゃんこそ、体に気を付けろよ?
姉ちゃん頑張りすぎて倒れかねないから。
それから、オレが言える事じゃないけど変なバイトはしないこと!!たとえば花街の茶屋で働くとか…
例え下働きで働いていたとしても姉ちゃんは美人だから無理矢理女郎にさせられてあっつーまに脂ぎった親爺に手込めにされかねないから!気を付けてくれよ!!
ああ…オレも姉ちゃんのことすげぇ心配しちまうなぁ…
オレが強くなって、姉ちゃんを守れるようになるまではくれぐれも気を付けて生活してくれ!!
卒業したらずっとオレが守るから!!
「きりちゃーん」
「きり丸ー」
悶々と考え込んでいたら乱太郎としんべヱがやって来た。
「何読んでるの?」
乱太郎がオレの手に握られている手紙に気がついて聞いてきた。
「姉ちゃんからの手紙」
「えー!きり丸、お姉さんいたのー!?」
しんべヱが驚いて声を上げ、乱太郎も意外そうな顔をしている。
「いるさ。オレらよりも五つ年上の十五歳。今、町で働いているんだ」
「へぇー!」
「会ってみた―い!!」
「ああ、今度紹介してやるよ」
姉ちゃん。オレに友達が出来ました。
みんなとってもいい奴らです。
授業はきついけれど、毎日楽しく元気でやっています。
今度の長期休みで会った時、学園であった色々な出来事を土産話に持って帰ります。
だから、楽しみにしててください。
拝啓・大好きな姉ちゃんへ