真夜中の訪問者は…
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「じゃ、そろそろ委員会を終わりにしよう」
今日は、保健委員会の活動がある日だった。
委員会活動の日は、伊作君を始めとする保健委員の子達が医務室に集まり賑やかになるので、私はこの日をとても楽しみにしていたりする。
「やす菜さん、おやすみなさーい」
「おやすみなさい。皆遅くまでお疲れ様」
「まあ、遅くなったのは薬箱をひっくり返して薬をばらまいたせいですけどね…」
そう言って溜め息を吐く左近君に、「あはは…」と苦笑する伊作君。
「いや…ホントにすみませんでした…やす菜さんにも、手伝ってもらっちゃって…」
「気にしないで」と落ち込む数馬君の頭を撫でた。
「皆にはお世話になっているからお手伝いするのは当然よ。お役に立てたのなら嬉しいわ」
そう言って微笑むとまだ少し申し訳なさそうだったが、数馬君も微笑み返してくれた。
「ホントに助かりましたよやす菜くん。ありがとう」
「いいえ、どういたしまして。新野先生」
「ゆっくり体を休めてね。おやすみ」
「伊作君も、おやすみ」
順番におやすみの挨拶をしてくれる皆に手を振って見送る。
「…さて、私も寝よう」
もうとっくに湯浴みは済んでいるし、お蒲団も伊作君達が敷いておいてくれた。
あとは灯りを消して、自分が横になるだけだ。
灯りに息を吹き掛け、消そうとした、その時。
「こんばんわ」
―――後ろから誰かに声を掛けられた
「きゃ…!!」
驚いて悲鳴をあげようとしたら手で口を塞がれた。
「んぅ!?」
「静かに。騒ぎになると面倒だからね」
後ろから口を塞がれているので、顔は見えない…
とりあえず、解放してもらおうと口に当てられた手を軽く叩いた。
「…騒がない?」
その問い掛けにコクリと首を縦に振る。
すると、その人は思いの外あっさりと解放してくれた。…悪い人ではないのかな…?
振り返ると、その人は黒い忍装束を着てその下にさらに包帯を巻いており、右目だけを覗かせていた。
「どうやら元気そうだね」
向こうは私を知っているようだが、私はこの人に見覚えがない。
「…どちら様ですか?」と尋ねると、「ああ」と何かを思い出したような声を上げた。
「そういえば、君は私の顔を知らなかったね。じゃあ、初めまして。と言うのが正しいのかな?
私は、雑渡昆奈門」
「雑渡…さん?」
私はその名前に聞き覚えがあった。
「君をここに運び込んできたのは雑渡さんっていう人でね」
…以前、伊作君が言っていた…
「君を落城したフクロタケ城から連れ出した者だ」
真夜中の訪問者は…
(私を炎の中から救い出してくれた人)
今日は、保健委員会の活動がある日だった。
委員会活動の日は、伊作君を始めとする保健委員の子達が医務室に集まり賑やかになるので、私はこの日をとても楽しみにしていたりする。
「やす菜さん、おやすみなさーい」
「おやすみなさい。皆遅くまでお疲れ様」
「まあ、遅くなったのは薬箱をひっくり返して薬をばらまいたせいですけどね…」
そう言って溜め息を吐く左近君に、「あはは…」と苦笑する伊作君。
「いや…ホントにすみませんでした…やす菜さんにも、手伝ってもらっちゃって…」
「気にしないで」と落ち込む数馬君の頭を撫でた。
「皆にはお世話になっているからお手伝いするのは当然よ。お役に立てたのなら嬉しいわ」
そう言って微笑むとまだ少し申し訳なさそうだったが、数馬君も微笑み返してくれた。
「ホントに助かりましたよやす菜くん。ありがとう」
「いいえ、どういたしまして。新野先生」
「ゆっくり体を休めてね。おやすみ」
「伊作君も、おやすみ」
順番におやすみの挨拶をしてくれる皆に手を振って見送る。
「…さて、私も寝よう」
もうとっくに湯浴みは済んでいるし、お蒲団も伊作君達が敷いておいてくれた。
あとは灯りを消して、自分が横になるだけだ。
灯りに息を吹き掛け、消そうとした、その時。
「こんばんわ」
―――後ろから誰かに声を掛けられた
「きゃ…!!」
驚いて悲鳴をあげようとしたら手で口を塞がれた。
「んぅ!?」
「静かに。騒ぎになると面倒だからね」
後ろから口を塞がれているので、顔は見えない…
とりあえず、解放してもらおうと口に当てられた手を軽く叩いた。
「…騒がない?」
その問い掛けにコクリと首を縦に振る。
すると、その人は思いの外あっさりと解放してくれた。…悪い人ではないのかな…?
振り返ると、その人は黒い忍装束を着てその下にさらに包帯を巻いており、右目だけを覗かせていた。
「どうやら元気そうだね」
向こうは私を知っているようだが、私はこの人に見覚えがない。
「…どちら様ですか?」と尋ねると、「ああ」と何かを思い出したような声を上げた。
「そういえば、君は私の顔を知らなかったね。じゃあ、初めまして。と言うのが正しいのかな?
私は、雑渡昆奈門」
「雑渡…さん?」
私はその名前に聞き覚えがあった。
「君をここに運び込んできたのは雑渡さんっていう人でね」
…以前、伊作君が言っていた…
「君を落城したフクロタケ城から連れ出した者だ」
真夜中の訪問者は…
(私を炎の中から救い出してくれた人)
