救い出したのは闇そのもののような…
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「面白い子だねぇ」
側に黒い人影が降り立った。
「このどさくさに紛れてフクロタケの極秘巻物を取りに来たんだけど…思わぬものに遭遇しちゃったなぁ…」
「いつもなら見捨てる所なんだけど…」と人影は呟く。
「うん。これも何かの縁だし、拾っていくか」
瓦礫を退かし、その細い体を横抱きにすると、一瞬にして人影は消えた。
「組頭!ご無事で」
「ん。巻物は無事に入手した」
外で待機していた部下は上司である彼の姿を見付けホッとしたが、腕の中のものを見て唖然とした。
「組頭…それ…」
「ん?」
「『ん?』じゃなくて!!…なんなんですか?その子」
「城の中で死にかけてたから拾って来ちゃった」
「拾って来ちゃったって…」
「面白い子でね。領地が欲しけりゃ大名同士で殴り合いでもしてろと言ってたんだ」
「そりゃ…また」
「死ぬ間際でやけくそになっていたのかもしれないけど、その言葉に少し興味が湧いた」
「だからとりあえず拾ってきた。」
その言葉に部下は頭を押さえた。
「とりあえずって…で、どうするんです?その子」
「そうだなぁ…酷い怪我を負ってて今にも死にそうだから…あそこに預けるか」
「『あそこ』って…あそこですか?」
「そのあそこ以外にどこがある。いくぞ」
「はい…」
そうして二つの影は月も浮かばぬ新月の夜闇に消え、辺りにザァッと一陣の風が吹き抜けた。
救い出したのは闇そのもののような…
側に黒い人影が降り立った。
「このどさくさに紛れてフクロタケの極秘巻物を取りに来たんだけど…思わぬものに遭遇しちゃったなぁ…」
「いつもなら見捨てる所なんだけど…」と人影は呟く。
「うん。これも何かの縁だし、拾っていくか」
瓦礫を退かし、その細い体を横抱きにすると、一瞬にして人影は消えた。
「組頭!ご無事で」
「ん。巻物は無事に入手した」
外で待機していた部下は上司である彼の姿を見付けホッとしたが、腕の中のものを見て唖然とした。
「組頭…それ…」
「ん?」
「『ん?』じゃなくて!!…なんなんですか?その子」
「城の中で死にかけてたから拾って来ちゃった」
「拾って来ちゃったって…」
「面白い子でね。領地が欲しけりゃ大名同士で殴り合いでもしてろと言ってたんだ」
「そりゃ…また」
「死ぬ間際でやけくそになっていたのかもしれないけど、その言葉に少し興味が湧いた」
「だからとりあえず拾ってきた。」
その言葉に部下は頭を押さえた。
「とりあえずって…で、どうするんです?その子」
「そうだなぁ…酷い怪我を負ってて今にも死にそうだから…あそこに預けるか」
「『あそこ』って…あそこですか?」
「そのあそこ以外にどこがある。いくぞ」
「はい…」
そうして二つの影は月も浮かばぬ新月の夜闇に消え、辺りにザァッと一陣の風が吹き抜けた。
救い出したのは闇そのもののような…
