「なんかようわからんけど、こいつの中身を吸い上げたらええねんな？」

「そうだ！軍曹はこいつから離脱する操縦を頼む！」

「了解！」

「瀬名さん、行けるか？」

「響くん、あんたもムチャするわねぇ」

「短時間で頼む！」

「わかった。行くわよ。接続して・・・データコピー・・・それッ！」

距離を置いて追跡していた機体が、鈍い金属色に輝く針やマニュピレータが多数装備された凶悪な姿のその連結プログラムに接続される。

その瞬間から、システムデータのコピーが開始される。

「データ収集中。15・・25％・・35・・・」

「プログラム侵入!!!!!」

「検知された！」

「早い！」

「うわッ！敵機、データ射出！」

謎の連結プログラムの機体から、小さなカプセルが発射され、それは元来た方向に向けて猛烈なスピードで飛び去ってゆく。

「軍曹ッ！離脱しろッ！データ追えッ！」