「うおぉぉッ！瀬名っち、あんた、シューティングゲームやらせたら天才やな！ただの株式オカマにしとくのはもったいねぇ!!!」

「ちょっとッ！黙ってて!!!」

「接触せずに、すぐ後ろを追尾して！」

「よっしゃ捕捉した！追尾モードでロックオン！」

「あんたもやるじゃない」

「もうロリコンオナニー小僧と呼ばせないぜッ！」

戦闘機同士の空中戦のように、データカプセルと響たちの機体がサイバー空間を滑空する。

ミサイルの照準機の中心に敵機をロックオンし、あとは撃墜の引き金を引くばかりだが、今の目的はデータカプセルに連結されている謎のプログラムの正体を暴くことだ。

「こいつ・・・バグなんかじゃない！ナノシステム操作プログラムかもしれないぞ」

「えッ？どうしてそんなのがＧマイレージから送信されてるの？」

「なになになに？ナノなんとかってなに？」

「説明してるヒマはないッ！接触してあいつのデータ、吸い上げられるか瀬名さん？」

「もしこいつが医療プログラムなら、接触を感知して自爆するかもよ」

「それでもいい！一部でもいいからデータを吸い上げて、あとで解析しよう」