Gマイレージ②《連載中》
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「検知されなかったね。ヒヤヒヤしたよ」
「なに言ってんのよ。こんなとこで引っかかるようじゃ、ハッキングなんかできるわけないじゃない」
「そうやで~響さん、ビビるのはまだまだ早いで。問題は管理区域の中に入れるかどうかやねんから」
感心しながら、響は右モニターを見やる。針路を導くパラメータが猛烈な勢いで変化している。瀬名と軍曹が、位置座標をモニターしながら機体の針路を設定し続けているのだ。
「瀬名さん、俯瞰図見てみ。X120Y270あたり。1階層下にそこから侵入したらな、Gマイレージのログ認証部分に回りこめるねん」
「あら、そうなの?確かにここ、侵入できるバグがあるけど。こっちから行かないとダメなの?」
「正面から行くとこっちのID晒すことになるから。その後の侵入がしんどいで。こっちのルートは何回か俺、入ってるから」
「え?軍曹、Gマイレージに裏ルートから入ったこと、あるの?」
「まあな。ちょっとマイレージを不法に増やす裏技がないかなぁ、とか、調べたことがあったりして」
「やだあきれた!正々堂々とオナニーして増やしなさいよ!ねぇ響くん」
「いや、そんなことはいいけど、このルート大丈夫なの?」
「まかせてちょうだいッ!でもその先のファイアウォールは瀬名さん頼むで」
卵型の一般ビークルに擬装した彼らの機体は、どぎついピンクの照明がギラつくG'z コーポレーション・アダルト系ショップの並ぶバーチャル商店街の通路をゆっくりと進んでいる。
ビークルの目の前の空間に、次々と店の宣伝のための文字や画像がホログラムで浮かび上がる。
「なに言ってんのよ。こんなとこで引っかかるようじゃ、ハッキングなんかできるわけないじゃない」
「そうやで~響さん、ビビるのはまだまだ早いで。問題は管理区域の中に入れるかどうかやねんから」
感心しながら、響は右モニターを見やる。針路を導くパラメータが猛烈な勢いで変化している。瀬名と軍曹が、位置座標をモニターしながら機体の針路を設定し続けているのだ。
「瀬名さん、俯瞰図見てみ。X120Y270あたり。1階層下にそこから侵入したらな、Gマイレージのログ認証部分に回りこめるねん」
「あら、そうなの?確かにここ、侵入できるバグがあるけど。こっちから行かないとダメなの?」
「正面から行くとこっちのID晒すことになるから。その後の侵入がしんどいで。こっちのルートは何回か俺、入ってるから」
「え?軍曹、Gマイレージに裏ルートから入ったこと、あるの?」
「まあな。ちょっとマイレージを不法に増やす裏技がないかなぁ、とか、調べたことがあったりして」
「やだあきれた!正々堂々とオナニーして増やしなさいよ!ねぇ響くん」
「いや、そんなことはいいけど、このルート大丈夫なの?」
「まかせてちょうだいッ!でもその先のファイアウォールは瀬名さん頼むで」
卵型の一般ビークルに擬装した彼らの機体は、どぎついピンクの照明がギラつくG'z コーポレーション・アダルト系ショップの並ぶバーチャル商店街の通路をゆっくりと進んでいる。
ビークルの目の前の空間に、次々と店の宣伝のための文字や画像がホログラムで浮かび上がる。