Gマイレージ①
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家族と同居の場合、もっともポピュラーとされている「ベッドの下」などに隠すのは論外である。
おかん(お母さん)という生き物は、いくら抗議しても、息子の部屋を勝手に掃除する生き物である。掃除機をガーガーいわせながらご丁寧にベッドの下にまでノズルを突っ込んでくるのである。
蘭丸が中学1年の時。学校から帰ると…勉強机の上に『ザーメンマニアのための体感ぶっかけマガジン★どっぴゅんVol.2』がきちんと置かれていたことがある。
それは友人の先輩、そのまた先輩から、脈々と受け継がれてきたエロ本だった。中学1年ではまだエロ本を本屋で堂々と買える勇気を持つ者は少なく、この「先輩から譲り受けるエロ本」というのが彼らの生命線なのだ。
何人もの男たちに使い回され、伝承されてきた、まさに「バイブル」!
その聖なるバイブルを、母親は掃除をしている時にベッドの下から見つけたのだろう。しかし、母親はなぜそれをご丁寧に机の上に置くのだろうか。
「あんた、お母ちゃんエロ本見つけたで」のサインなのか。なぜそんなサインを残す必要がある?オナニーばっかりしてないで勉強しなさい、とでも言いたいのであろうか?
それ以来、蘭丸は決してエロ本をベッドの下には隠さないようにした。容易に発見できないように、本類はまず紙袋に入れてカムフラージュして引き出しや押入れにそっと隠した。
友人から回ってきたビデオには、母親や妹が絶対に見ないようなテレビ番組のタイトルを書いて、他の普通のビデオに混ぜて隠した。
思えばこれまで蘭丸のオナニーは、まるで地下に潜伏した秘密工作員のようだった。
その長い潜伏期間を終えて、やっと白日の下、堂々とオナニーが出来るようになったと思った時に、この思わぬ彼女の攻撃だった。
「あんた。うちよりこんなアイドルの子のほうがええんやろ?」
ちがう
こいつ…全然わかってない
彼女とアイドルは全然別。
そしてセックスとオナニーは全然別のもの。
この感覚。女ってわからんのかな?
むっつりしたまま、無言で蘭丸は残りの苦いコーヒーを飲み干した。
おかん(お母さん)という生き物は、いくら抗議しても、息子の部屋を勝手に掃除する生き物である。掃除機をガーガーいわせながらご丁寧にベッドの下にまでノズルを突っ込んでくるのである。
蘭丸が中学1年の時。学校から帰ると…勉強机の上に『ザーメンマニアのための体感ぶっかけマガジン★どっぴゅんVol.2』がきちんと置かれていたことがある。
それは友人の先輩、そのまた先輩から、脈々と受け継がれてきたエロ本だった。中学1年ではまだエロ本を本屋で堂々と買える勇気を持つ者は少なく、この「先輩から譲り受けるエロ本」というのが彼らの生命線なのだ。
何人もの男たちに使い回され、伝承されてきた、まさに「バイブル」!
その聖なるバイブルを、母親は掃除をしている時にベッドの下から見つけたのだろう。しかし、母親はなぜそれをご丁寧に机の上に置くのだろうか。
「あんた、お母ちゃんエロ本見つけたで」のサインなのか。なぜそんなサインを残す必要がある?オナニーばっかりしてないで勉強しなさい、とでも言いたいのであろうか?
それ以来、蘭丸は決してエロ本をベッドの下には隠さないようにした。容易に発見できないように、本類はまず紙袋に入れてカムフラージュして引き出しや押入れにそっと隠した。
友人から回ってきたビデオには、母親や妹が絶対に見ないようなテレビ番組のタイトルを書いて、他の普通のビデオに混ぜて隠した。
思えばこれまで蘭丸のオナニーは、まるで地下に潜伏した秘密工作員のようだった。
その長い潜伏期間を終えて、やっと白日の下、堂々とオナニーが出来るようになったと思った時に、この思わぬ彼女の攻撃だった。
「あんた。うちよりこんなアイドルの子のほうがええんやろ?」
ちがう
こいつ…全然わかってない
彼女とアイドルは全然別。
そしてセックスとオナニーは全然別のもの。
この感覚。女ってわからんのかな?
むっつりしたまま、無言で蘭丸は残りの苦いコーヒーを飲み干した。